文献
J-GLOBAL ID:201502204954247192   整理番号:15A1000027

p53はMCF-7乳癌細胞においてMAML1介在でNotch転写複合体と結合してNotchシグナル伝達を調節する

p53 Modulates Notch Signaling in MCF-7 Breast Cancer Cells by Associating With the Notch Transcriptional Complex Via MAML1
著者 (19件):
資料名:
巻: 230  号: 12  ページ: 3115-3127  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
乳癌生物学でp53とNotch-1は重要な役割を果たす。Notch-1は子宮頸部及び乳癌細胞のp53活性を阻害する。逆にp53はT細胞のNotch活性を阻害するがヒトケラチン細胞ではNotchを刺激する。NotchコアクチベーターMAML1はp53に結合してp53コアクチベーターとして機能する。MCF-7細胞と正常ヒト乳房上皮細胞(HMEC)のp53によるNotchシグナル伝達の調節を調べた。結果はp53の過剰発現または内因性p53のヌトリン3による活性化によりNotch依存転写活性とNotch標的発現が用量依存的阻害されることを明らかにした。この効果はMAML1のトランスフェクションによりある程度救済されたがp300トランスフェクションでは同様効果は見られなかった。標準及び定量的共免疫沈降実験により,MCF7細胞のp53とNotch-1を含む複合体を容易に検出できた。この複合体形成はドミナントネガティブMAML1(DN-MAML1)により阻害され野生型MAML1により刺激された。標準及び定量的高度ウェスタンブロットによりp53,Notch-1,およびMAML1含む複合体の存在を明らかにした。クロマチン免疫沈降(ChIP)によりp53はNotch依存的にHEY-1プロモータに結合し,この結合はDN-MAML1により阻害され,野生型MAML1により刺激されることを示した。本データはp53とMAML1の相互作用を介するMAML1依存的Notch転写複合体(NTC)へのp53結合モデルの存在を裏付ける。本細胞モデルでは,この結合によりNotch依存転写が阻害される。これらデータはp53ヌル乳癌ではこのNotch調節メカニズムが欠失し,野生型p53の活性化による治療法がNotch転写活性の間接的阻害を引き起こす可能性を示唆する。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  遺伝子発現 

前のページに戻る