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J-GLOBAL ID:201502205005137692   整理番号:15A0940167

フィチン酸含量の減少は,イネ種子内のミネラル成分の分布に実質的な影響を与える

A decrease in phytic acid content substantially affects the distribution of mineral elements within rice seeds
著者 (10件):
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巻: 238  ページ: 170-177  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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フィチン酸(ミオ-イノシトール-六リン酸塩; InsP6)は,種子におけるリンや多くのミネラル成分の貯蔵化合物である。種子におけるミネラル成分の蓄積と分布に対するInsP6の役割を調査するために,本研究では,イネ(Oryza sativa)の2つの独立した低フィチン酸(lpa)突然変異体の発育種子を供試して,シンクロトロンベースX線マイクロ蛍光分析によるミネラル成分の微細マッピングを行った。lpa種子におけるリンと他のミネラル成分の合計量は,野生型(WT)と同じであったため,lpa種子におけるInsP6)の減少は,栄養器官から種子へのミネラル成分の転流に影響することはなかった。しかし,InsP6)の減少によって,lpa種子内のミネラル局在に大きな変化がもたらされた。LPAのアリューロン層におけるリンとカリウムが大幅に減少し,胚乳中に拡散していた。亜鉛と銅は,WTではアリューロン層から胚乳内部まで広く分布しているが,lpa変異体では,アリューロン層周辺の狭い空間に局在していた。また,同様の分布の変化がlpa表現型を有するトランスジェニックイネで発生することが確認された。こうした結果を用いて,種子発育期におけるミネラル成分のダイナミックな蓄積と分布パターンにおけるInsP6)の役割について議論した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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発生,成長,分化  ,  植物の生化学  ,  稲作  ,  遺伝的変異 
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