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J-GLOBAL ID:201502205040491067   整理番号:15A1399872

U.S.EPAによる全国汚泥調査で採取された下水汚泥中における8種類のビスフェノール類似体の存在とエストロゲン作用

Occurrence and estrogenic potency of eight bisphenol analogs in sewage sludge from the U.S. EPA targeted national sewage sludge survey
著者 (9件):
資料名:
巻: 299  ページ: 733-739  発行年: 2015年12月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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消費材に含まれるビスフェノールA(BPA)の健康影響の懸念が増大したことにより,この弱エストロゲン様化合物は徐々に構造類似体に置き換えられてきているが,それらの環境中での存在とエストロゲンリスクは未だに解明不十分である。我々は,米国環境保護庁(EPA)が2006年と2007年に35州の74か所の下水処理場(WWTP)で採取した76の下水汚泥試料に含まれる8種類のビスフェノール類似体濃度を高速液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析計(HPLC-MS/MS)で定量した。ビスフェノール類は下記の濃度範囲(ng/g乾重)および頻度で検出された。BPA(6.5-4700;100%),ビスフェノールS(BPS;<1.79-1480;84%),ビスフェノールF(BPF;<1.79-242;68%),ビスフェノールAF(BPAF;<1.79-72.2;46%),ビスフェノールP(BPP;<1.79-6.42;<5%),ビスフェノールB(BPB;<1.79-5.60;<5%),およびビスフェノールZ(BPZ;<1.79-66.7;<5%)。ビスフェノールAP(BPAP)はどのサンプルからも検出されなかった(<1.79ng/gdw)。下水汚泥中のBPA濃度は,中国で報告されている値より1桁高く,ドイツでの値とほぼ同等であった。下水汚泥試料に含まれるビスフェノール類の17β-エストラジオール相当値(E<sub>2</sub>EQ)は7.74(0.26-90.5)pg/gdwと算出され,この値は汚泥中に存在する天然エストロゲンのエストロゲン作用に比べて3桁低かった。汚泥と下水の排出にともなうビスフェノール類の排出負荷量計算値は米国の全生産量の0.02%未満であった。BPAの使用量は今後低下すると予測されていることから,BPS,BPF,およびBPAFの環境への排出は将来増大することが見込まれる。本研究により,下水汚泥中の広範囲のビスフェノール類似体のエストロゲン活性のベースラインレベルが明らかになった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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下水道工学,廃水処理一般  ,  スラッジ処理・処分  ,  その他の汚染原因物質 
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