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J-GLOBAL ID:201502205108615983   整理番号:15A1288498

上高地盆地の地形形成史と第四紀槍・穂高カルデラ-滝谷花崗閃緑岩コンプレックス

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巻: 121  号: 10  ページ: 373-389  発行年: 2015年10月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本を代表する山岳景勝地である上高地は,槍・穂高連峰などの高峰に囲まれた谷底盆地である。日本では山岳地域の河谷の多くが急勾配で狭いV字谷であるのに対し,上高地盆地の勾配(大正池-徳沢間10km)は8%と小さく,盆地の幅は600-900mと広い。この緩傾斜で幅広の谷底は,12.4kaに焼岳火山群白谷山-アカンダナ火山の活動により岐阜県側に流下していた古梓川がせき止められ生じた古上高地湖が埋積されて形成された。槍・穂高連峰を構成する第四紀カルデラ火山-深成複合体を観察する上でも上高地では優れた巡検が可能である。第四紀花崗岩である滝谷花崗閃緑岩も,巨大カルデラを埋積したデイサイト質溶結凝灰岩も谷底の遊歩道沿いで観察可能である。また形成まもないカルデラ火山では観察不可能な,カルデラ内部の陥没カルデラ縁断層,カルデラ床やカルデラ壁崩壊角礫岩が観察できる点でも貴重なフィールドである。(著者抄録)
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分類 (1件):
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第四紀 
引用文献 (65件):
  • 梓川村誌編纂委員会(Editorial Committee of Azusagawa Village Records), 1994, 歴史編, 梓川村誌(Azusagawa Village Records), 4-11. English translation from the original written in Japanese.
  • 千葉徳爾(Chiba, T.), 1969, 上高地田代橋附近の小丘群について.東北地理(Ann. Tohoku Geogr. Assoc.), 21, 90-94.
  • 福沢仁之(Fukuzawa, H.), 1995, 天然の「時計」・「環境変動検出計」としての湖沼の年縞堆積物.第四紀研究(Quatern. Res.), 34, 135-149.
  • 原山 智(Harayama, S.), 1989, 北アルプス, 笠ヶ岳・穂高岳地域における白亜紀〜古第三紀火成活動-特に同一地域における陥没様式の時代的変遷について-.地団研専報(Monog. Assoc. Geol. Collab. Japan), no.36, 15-20.
  • 原山 智(Harayama, S.), 1990, 上高地地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)(Geology of the Kamikochi District. With Geological Sheet Map at 1: 50,000), 地質調査所(Geol. Surv. Japan), 175p.
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