抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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検査対象物に外的励起を与えて温度変化を発生させ,高性能赤外線カメラを使用して赤外線サーモグラフィにより,検査対象物内にある欠陥,き裂,接合状態,内部剥離等を非破壊検査する手法を述べた。光励起非破壊検査装置では,パルス・サーモグラフィが,検査対象物に瞬間的なランプ等の光励起により温度上昇させ,温度が下がっていく過程で健全部と欠陥箇所で発生する温度変化量と,時間的位相遅れを画像化する手法である。自動車ボディのトランクリッドの接着状態,携帯電話用リチウムイオン電池の内部構造の断面画像化の例を示した。超音波励起非破壊検査装置では,検査対象物は超音波振動子により励起され,検査対象物内部のき裂やクラックによる内部摩擦とヒステリシスの発熱が検査対象物表面に伝播してくる状態を赤外線カメラで画像化する。リベット留めの画像を示した。その他,検査対象物を励起する手法としては,機械的負荷や渦電流等がある。誘導コイルを用いた誘導加熱による自動車マフラの溶接個所の位相画像による内部欠陥検査の例を示した。また,鋼板のレーザビーム溶接により試験片に6種類の擬似溶接欠陥を作成し,赤外線サーモグラフィで評価した結果と,2枚のガラスを接着剤で接着し,接着部の内部剥離,ネッキング箇所や接着剤の厚さを変化させて評価した結果を示した。