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J-GLOBAL ID：201502205124024588   整理番号：15A0834170

「バイオマス研究の10年を振り返る」32 地域バイオマス利活用システム[8]-地域実証事例5 南九州畑作地域におけるバイオマス利用モデル-

著者 (6件)： 相原貴之 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  久米隆志 (鹿児島県農業開発総合セ 大島支場) ,  嶋田義一 (鹿児島県大隅加工技術研究セ) ,  倉田理恵 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  金岡正樹 (農研機構本部) ,  田口善勝 (農研機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 90  号： 7  ページ： 747-754  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 南九州において,エタノール用サツマイモを核とした地域バイオマス利用モデルの策定を試みた。最初に鹿屋市のサツマイモ生産農家を調査した結果,65歳以上で3ha未満の農家数が88%を占め,耕作放棄地は714haと推定された。サツマイモは根(イモ)の利用だけでなく,葉からポリフェノールを抽出する技術を確立した。エタノール用サツマイモ導入によるバイオエタノール生産の鹿児島県の経済に与える効果を算出した結果,間接効果を含む県内生産額の増加は12億4千万円になった。本結果は,バイオマス地域利活用システムのシナリオのひとつとして位置づけられる。

シソーラス用語： バイオマス ,  *サツマイモ ,  脂肪族アルコール ,  *生物燃料 ,  *多価フェノール ,  鹿児島県 ,  用地 ,  活性化 ,  地域活性化
準シソーラス用語： バイオエタノール ,  ポリフェノール ,  耕作放棄地

分類 (3件)： いも類  (FC03036L) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (8件)：

• 農林水産技術会議事務局・農研機構(2012)地域活性化のためのバイオマス利用技術の開発(バイオマス利用モデルの構築・実証・評価).研究成果ダイジェスト:26-27.
• 農林水産技術会議事務局(2014)地域活性化のためのバイオマス利用技術の開発(バイオマス利用モデルの構築・実証・評価).プロジェクト研究成果シリーズ 500:147-165.
• 田口善勝(2010)でん粉用カンショ生産の実態と課題-鹿児島県鹿屋市を対象として-.農業経営研究 48(2):54-59.
• 嶋田義一・久米隆志・石黒浩二・倉田理恵・木村陽二・椎名隆二郎(2010)サツマイモ茎葉からのポリフェノール大量抽出法と製品特性.日本食品科学工学会誌 57(4):143-149.
• Islam, M. S., M. Yoshimoto, S. Yahara, S. Okuno, K. Ishiguro, and O. Yamakawa (2002) Identification and characterization of foliar polyphenolic composition in sweetpotato (Ipomoea batatas L.) genotypes. J. Agric. Food Chem. 50: 3718-3722.

タイトルに関連する用語 (8件)： バイオマス ,  研究 ,  地域 ,  活用 ,  実証 ,  南九州 ,  畑作 ,  モデル