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J-GLOBAL ID：201502205140506002   整理番号：15A0889878

テロメアDNAの不完全な末端複製の拡大によるテロメア短縮を促進する潜在的標的としてのテロメアG-四重鎖

Telomere G-Quadruplex as a Potential Target to Accelerate Telomere Shortening by Expanding the Incomplete End-Replication of Telomere DNA

著者 (4件)： TAN Zheng (Inst. Zoology, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  TANG Jun (Xiamen Multi-Dimension Biomedical Technol. Co., Ltd, Fujian, CHN) ,  KAN Zhong-Yuan (Univ. Pennsylvania, PA, USA) ,  HAO Yu-Hua (Inst. Zoology, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN)
資料名： Current Topics in Medicinal Chemistry  (Current Topics in Medicinal Chemistry)
巻： 15  号： 19  ページ： 1940-1946  発行年： 2015年 
JST資料番号： W2393A  ISSN： 1568-0266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 不明 (ARE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： テロメアは,細胞分裂毎に短くなるが,がん細胞では,その分裂能を維持するために,テロメアの長さの恒常性を維持している。一方,テロメアG-四重鎖の安定化は,この恒常性機能を阻害し,がん細胞の増殖を制限すると考えられる。このミニレビューでは,数学的モデリングと実験結果に基づいて,テロメアにおけるG-四重鎖の形成が,テロメア複製中に3’末端近傍でDNA合成のプライミングを妨げることによって,テロメアDNAの不完全な末端複製に寄与するという仮説を提示した。この仮説が正しければ,化学的リガンドによるテロメアG-四重鎖の安定化は,増殖細胞のテロメア短縮を加速する可能性がある。

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  不整 ,  *DNA複製 ,  促進 ,  ターゲット ,  テロメア ,  腫瘍細胞 ,  安定化 ,  阻害
準シソーラス用語： 3’末端 ,  テロメア恒常性 ,  *テロメア短縮 ,  リガンド ,  仮説 ,  *四重鎖DNA ,  実験結果 ,  数学的モデリング ,  標的 ,  不完全さ ,  末端複製

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  遺伝子の複製  (EC02030F)

タイトルに関連する用語 (8件)： テロメアDNA ,  複製 ,  拡大 ,  テロメア短縮 ,  促進 ,  標的 ,  テロメア ,  G-四重鎖