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J-GLOBAL ID:201502205145656681   整理番号:15A0872398

ヒト体液中の抗鬱薬の迅速な分析のための脱離コロナビームイオン化質量分析法と結合した磁気固相抽出

Magnetic solid phase extraction coupled with desorption corona beam ionization-mass spectrometry for rapid analysis of antidepressants in human body fluids
著者 (7件):
資料名:
巻: 140  号: 16  ページ: 5662-5670  発行年: 2015年08月21日 
JST資料番号: A0392A  ISSN: 0003-2654  CODEN: ANALAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大気イオン化技術は標的化合物の迅速な分析に優れた可能性を示す。しかし,複雑なマトリクス中の分析種の分析のためにこれらの大気イオン化技術の直接的適用はマトリックス干渉とイオン抑制に起因して困難である。この問題を解決するに,本研究では脱離コロナビームイオン化(DCBI)-質量分析(MS)と磁気固相抽出(MSPE)の結合による戦略を開発した。概念の証明として,ピロール被覆Fe3O4磁性ナノ粒子(Fe3O4@PPY)を調製し,抗鬱薬の抽出に使用した。抽出後,捕捉した抗鬱薬を有するFe3O4@PPYは自家製磁性ガラスキャピラリーによりDCBI-MS分析に直接供された。MSPEプロセスは迅速であり直接DCBI-MS分析は溶媒脱離又はクロマトグラフィー分離プロセスを必要としないので,全分析は3分以内に完了できた。次に,ヒト尿と血漿中の抗鬱薬を分析するために提案のMSPE-DCBI-MS法を成功裏に使用した。検量線は,かなりの直線性(R2>0.951)で尿に対して0.005~0.5μg mL-1及び血漿に対して00.02~1μg mL-1の範囲で得られた。3種の抗鬱剤の検出限界は尿について0.2~1ng mL-1及び血漿について2~5ng mL-1の範囲であった。迅速な分析のための許容可能な再現性が19.1%未満の相対標準偏差で達成され,相対的回収率は85.2~118.7%であった。まとめると,開発MSPE-DCBI-MS戦略は複雑なマトリックス中の標的化合物の迅速な分析に強力な能力を提供し,それは豊富な磁気収着剤で大気イオン化技術の適用を大きく拡大するであろう。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (5件):
分類
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抽出  ,  有機化合物の物理分析  ,  生物物理的研究法  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  神経系作用薬一般 

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