文献
J-GLOBAL ID:201502205166707855   整理番号:15A1384933

炭酸化スラグと浚渫土を用いて造成した人工干潟の底質環境の評価

Sediment Environment of an Artificial Tidal Flat Constructed Using Carbonated Decarburization Slag and Dredged Soil
著者 (4件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 405-414  発行年: 2015年11月30日 
JST資料番号: L1842A  ISSN: 0915-0048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
脱炭スラグなどの製鋼スラグは,近年,干潟や藻場の新たな造成材として着目されているが,製鋼スラグはアルカリの溶出に伴うpH上昇や固化を引き起こすことがある。また,底生生物生態系の発達に重要なシルト分や有機物も不足している。そこで本研究では,CO2ガスを用いて脱炭スラグを炭酸化処理すると共に浚渫土を加えることで,そのアルカリ溶出や土壌硬度の上昇の緩和を試みた。さらに,潮間帯を模した干潟シミュレータに炭酸化処理した脱炭スラグと浚渫土との混合材を用いて人工干潟を造成し,形成されるマクロベントス相を評価した。CO2を用いた炭酸化処理と浚渫土の添加により,pHの上昇と固化は軽減された。このスラグ混合材を用いて造成した人工干潟の深さ1cmの間隙水のpHは約9.5,土壌硬度は7~15mm前後であった。また,スラグ混合材を用いて造成した人工干潟にマクロベントスを植種した結果,総個体数は維持された。これより,このスラグ混合材はマクロベントスの生息基盤として機能しうることが示された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水質管理  ,  しゅんせつ,埋立 
引用文献 (35件):
  • 1) 長尾義三(1987)沿岸域問題と土木計画,土木計画学研究論文集,5,1-13.
  • 2) 向井 宏(2001)干潟と海草藻場の保全,日本ベントス学会誌,56,49pp.
  • 3) 環境省(2004)藻場の復元に関する配慮事項,9-12.
  • 4) Beaumont, N. J., Austen, M. C., Townsend, M., Atkins, J. P., Burdon, D., Degraer, S., Derous, S., Dentinho, T. P., Holm, P., Marboe, A. H., Horton, T., Van ierland, E. J., Starkey, D. J., and Zarzycki. T. (2007) Identification, definition and quantification of goods and services provided by marine biodiversity- Implications for the ecosystem approach, Marine Pollution Bulletin, 54, 253-265.
  • 5) 堀 正和・上村了美・岡雅 裕(2007)内海性浅海域の保全・持続的利用に向けた生態系機能研究の重要性,日本ベントス学会誌,62,46-51.
もっと見る

前のページに戻る