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J-GLOBAL ID:201502205187612128   整理番号:15A0675019

モモ[Prunus persica(L.)Batsch]におけるMADS-ボックス遺伝子のゲノムワイド解析

A genome-wide analysis of MADS-box genes in peach [Prunus persica (L.) Batsch]
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資料名:
巻: 15  号: Feb  ページ: 15:41 (WEB ONLY)  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:MADSボックス遺伝子は高度保存性の約58アミノ酸のDNA結合及び二量化ドメイン(MADS-ボックス)で識別される真核細胞転写因子ファミリをコードする。モモの自発休眠制御におけるMADS-ボックス遺伝子の中心的役割よりこの大型遺伝子ファミリー解析を実施した。モモの79のMADS-ボックス遺伝子の位置と配列を同定し,サブファミリーに分割し,次世代シーケンシングで広範にそれらの組織特異性と休眠誘導発現パターンを調べた。休眠関連SVP/AGL24とFLCサブファミリに焦点をあて,配列決定された他の木性多年性ゲノムとの数と系統発生的関係を比較した。結果:モモの全8染色体より,2つ以上の遺伝子のクラスターに高頻度分布する79のMADS-ボックス遺伝子を同定した。それらは平均長248±72アミノ酸の蛋白質をコードし,13のタイプIIサブファミリー(MIKC),タイプI MαとMβとMγサブファミリーメンバーを含んでいた。ほとんどのタイプI遺伝子は種特異的単系統を代表し,モモ胞子体におけるそれらの発現は低いか無しだった。ほとんどのタイプII遺伝子はArabidopsisオーソログを有し,植物と果実組織を通じて高いレベルで発現していた。短日誘導生長退行時にはSVP/AGL24,AGL17,SEPサブファミリ由来の7つのタイプII遺伝子発現は有意な変化を示した。系統発生解析は複数の独立した拡散が木性多年性種においてSVP/AGL24とFLC系統内で発生したことを示した。結論:ほとんどのタイプI遺伝子はArabidopsisとモモ系統分岐後のタンデム重複を通じて出現したようであるが,タイプII遺伝子は全ゲノム重複後に増加したようである。後者の例外はFLCとSVP/AGL24タイプIIサブファミリーにおいて発生し,種特異的タンデム重複が多数の多年性種において保持されていることだった。これらサブファミリーは自発休眠移行を制御する遺伝学的ツールキットの一部を形成するが,系統発生と発現データは,個別のオーソログが全種を通じて同一には機能しないことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  果樹 

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