文献
J-GLOBAL ID:201502205240544718   整理番号:15A1311541

海氷群を伴った遡上津波のピロティ形式の建築物への作用に関する研究

INTERACTION BETWEEN SEA ICE FLOES DRIVEN BY RUN-UP TSUNAMI AND A STRUCTURE WITH PILOTI COLUMN CONSTRUCTION
著者 (4件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: I.919-I.924 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0396A  ISSN: 1883-8944  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,海氷群を伴った遡上津波による,津波避難施設等にも採用されているピロティ構造への作用形態やリスク等を明らかにするため水理模型実験を実施した.氷群や多量の漂流物がない場合には,ピロティ構造が有効であることを確認したが,氷群存在時には,氷群が柱間で閉塞(ジャム形成)して,流れをせき止め,水位が大きく上昇する事,氷群による衝突力に続き,氷群なしに比べ1オーダー大きい主流方向の静的な荷重が持続する事,同時にその荷重と同程度の鉛直上向の荷重も作用する事,等が分かった.大量の漂流物が存在する場所でのピロティ構造や窓等の開口を有する施設の設計には,その部分の津波力低減を考慮しない方が安全側である事,避難に際しては,水位上昇や氷塊のパイルアップにより,通常の津波時より高所へ避難する必要がある事が提言できた.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
建築物の維持・管理  ,  自然災害  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (12件):
  • 1) 十勝沖地震調査委員会:十勝沖地震調査報告, 1954.
  • 2) 鏡味洋史:北海道の地方新聞に掲載の被害関連記事, 日本建築学会技術報告集, Vol. 15, 31, pp. 951-954, 2009.
  • 3) Kaistrenko, V., Razjigaeva, N., Kharlamov, A. and Shishkin, A. : Manifestation of the 2011 Great Tohoku Tsunami on the Coast of the Kuril Islands: A Tsunami with Ice, Pure Appl. Geophys., 2012.
  • 4) 木岡信治・森昌也・遠藤強・竹内貴弘・渡部靖憲 : 海氷群を伴った津波の市街地氾濫に関する一考察, 土木学会論文集B3(海洋開発)特集号, Vol. 69, No2, 2013.
  • 5) 阿部孝章・吉川泰弘・矢野雅昭・永多朋紀・稲垣達弘・村上泰啓・平井康幸:2011年東北地方太平洋沖地震により発生した津波の結氷河川における遡上状況及び氷板痕跡調査, 寒地土木研究所月報, No. 705, pp. 20-30, 2012.
もっと見る

前のページに戻る