抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フィリピンにおける海岸分野の最近の動向について紹介した。フィリピンの自然災害については,台風,洪水,高潮,地震,津波など,日本と同様の災害が見られるが,台風による洪水が大きな割合を占めている。2013年11月の台風ヨランダ(国際名ハイアン)により,死者7000名を超える被害が発生している。フィリピンでは,日本のような国土保全の観点から海岸を防御するという考えを有しておらず,個別的な対応を各省庁・自治体・民間が各々実施している状況にある。次の順に述べた。1)フィリピンの地理・気象・海象,2)最近の台風被害,3)台風ヨランダ(被害状況,台風の特徴,発災前後の政府の対応),4)フィリピンにおける海岸行政の課題。