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J-GLOBAL ID：201502205321976221   整理番号：15A0895302

リチウム硫黄電池用の多硫化物含有グライムベース電解質

Polysulfide-containing Glyme-based Electrolytes for Lithium Sulfur Battery

著者 (5件)： AGOSTINI Marco (Univ. Rome Sapienza, Rome, ITA) ,  XIONG Shizhao (Chalmers Univ. Technol., Goeteborg, SWE) ,  XIONG Shizhao (National Univ. Defense Technol., Hunan, CHN) ,  MATIC Aleksandar (Chalmers Univ. Technol., Goeteborg, SWE) ,  HASSOUN Jusef (Univ. Rome Sapienza, Rome, ITA)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 27  号： 13  ページ： 4604-4611  発行年： 2015年07月14日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,Li-S電池に使用されたTEGDMEベースLiCF₃SO₃電解質溶液における各種多硫化物の添加の効果を調べた。アノード界面の役割とLiの表面に形成された膜効果を示すカソード性能の両方を評価した。リチウム電極における固体電解質界面(SEI)に注目し,XPSとEIS測定により調査した。データは,SEI膜の組成及び性質が添加した多硫化物に依存し,リチウム硫黄電池の容量,効率,サイクル寿命などの電気化学的性能に直接影響を与えることを示唆した。EISによって実証された多硫化物の添加した際の室温でのSEI安定性は,動力学的に電解質のバルクとの更なる反応を避けるように,リチウム表面を覆って析出した多硫化物の保護層の形成に起因してしていた。確かに,この保護層の形成はXPSスペクトルによって明らかにされた。多硫化物を添加した際のSEI安定性は,以前報告された論文では,さらにサイクル中でも実証された。結果は,より長い長鎖多硫化物を含んだ電解質が,例えばLi₂S₈は,硫黄カソード消滅の抑制,および高いセルの安定性につながるSEI層の形成及び多硫化物による緩衝作用に関して最も有望であった。

シソーラス用語： リチウム化合物 ,  固体電解質 ,  反応生成物 ,  *多硫化物 ,  添加物効果 ,  *リチウム電池 ,  硫黄 ,  *保護膜 ,  微細構造 ,  結合エネルギー ,  構造解析 ,  電池容量 ,  充放電サイクル
準シソーラス用語： *リチウム硫黄電池 ,  *電極電解質界面 ,  *保護皮膜層

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

物質索引 (2件)： テトラエチレングリコールジメチルエーテル ,  トリフルオロメタンスルホナート

タイトルに関連する用語 (4件)： リチウム硫黄電池 ,  多硫化物 ,  グライム ,  電解質