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J-GLOBAL ID：201502205340270879   整理番号：15A0846420

西部擾乱:レビュー

Western Disturbances: A review

著者 (7件)： DIMRI A. P. (School of Environmental Sciences, Jawaharlal Nehru Univ., New Delhi, IND) ,  NIYOGI D. (Earth, Atmospheric, and Planetary Sciences, Purdue Univ., West Lafayette, Indiana, USA) ,  BARROS A. P. (Civil and Environmental Engineering, Duke Univ., Durham, North Carolina, USA) ,  RIDLEY J. (Office Hadley Centre, Exeter, GBR) ,  MOHANTY U. C. (Earth Ocean and Climate Sciences, Indian Inst. of Technol., Bhubaneswar, IND) ,  YASUNARI T. (Res. Inst. for Humanity and Nature, Kyoto, JPN) ,  SIKKA D. R. (Mausam Vihar, New Delhi, IND)
資料名： Reviews of Geophysics  (Reviews of Geophysics)
巻： 53  号： 2  ページ： 225-246  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： C0767A  ISSN： 8755-1209  CODEN： RGPSBL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中緯度亜熱帯の偏西風ジェット(SWJ)に関連する低気圧性擾乱は,インド亜大陸の気象に重要な役割を演じ,西部擾乱(WDs)と呼ばれる。南向きに伝搬するSWJに埋め込まれたWDsは,インド北部に極端な降水量を生成し,さらに地形性陸面と大気との相互作用によってヒマラヤ上で更に強化される。12~2月におけるWD降雪は卓越した降水量入力で,地域積雪を確立し,維持して,地域水資源を補充する。春の融解は,インド北部の河川への流出の主要源であり,帯水層の涵養から射流洪水までの重要な水文過程に連関できる。ヒマラヤに対するWDsの力学的構造,発達-減衰,及び相互作用の知見は従って,短期災害対応を超えた広範な社会経済的関係を有する知見の改良が必須で,これには寒冷季農業活動,水資源管理及び脆弱性-適応策が含まれる。加えて,WDs冬期降水量は,既存の氷河に対する重要な物質入力を提供し,ヒマラヤ及びチベット高原のアルベド特徴を調節し,大規模循環と続くインド夏季モンスーンの開始に影響する,インド亜大陸に対する気候変動性と変化の影響を査定するには,WDsの力学の基本的な知見が必要である。特に,SWJの構造の予測変動はWDsの発達-減衰過程に影響を与え,ヒマラヤ地域の水利用可能性に影響する。このレビューは,研究者及び政策決定者を支援するために,WDsに関する過去の研究を,将来研究に対する文脈から,合成し,知見の現状の包括的査定を与えた。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： インド ,  ヒマラヤ ,  モンスーン ,  気象災害 ,  融雪 ,  氷河 ,  降水量 ,  *大気擾乱
準シソーラス用語： チベット高原 ,  *亜熱帯ジェット ,  水文過程 ,  西部擾乱 ,  低気圧性擾乱 ,  偏西風ジェット

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

タイトルに関連する用語 (2件)： 擾乱 ,  レビュー