文献
J-GLOBAL ID:201502205396230365   整理番号:15A1218897

海洋大型植物における無機炭素利用パターンに対する地形,分類および機能形質の影響

Impacts of geography, taxonomy and functional group on inorganic carbon use patterns in marine macrophytes
著者 (1件):
資料名:
巻: 103  号:ページ: 1372-1383  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: C0576A  ISSN: 0022-0477  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
陸上植物における炭素取込は,ほぼ一定の二酸化炭素(CO2)濃度と同位体存在比下で作用するが,水生大型植物は環境フラックスと生物の相互作用が一定CO2濃度と13C/12Cの仮定をこわす。多くの海洋大型植物は光合成のためのCO2アクセスに対して受動的であるだけでなく,活動的にCO2と重炭酸塩(HCO3-)を炭素濃縮機構(CCM)を用いて濃縮している。これらのプロセスは大型植物の炭素分別の特色(13C/12C)を変化させ,メソコスムpHアッセイにおいて10.4まで海水のpHを上昇させ,そこではpH値はpH*と呼ばれるものに達する。著者は2027の海洋大型植物のδ13Cと664種のpHアッセイ値の全球データセットをアセンブルすることにより,(i)どのようにして大型植物のδ13Cが海面水温(SST),緯度と生息場所,および分類と機能基メンバーシップの生物的形質とともに変化するかと,(ii)どのようにして種のδ13CがCCMの存在または不在と相関するかをpHドリフトアッセイにより測定した。613大型植物種を横断して,赤道から離れた収集場所での分散は種のδ13Cと負相関し,一方,SSTにおける収集場所の分散は種のδ13Cと正相関することを見出した。大型植物の組織中のδ13Cは海洋間で異なり,潮間帯対亜潮間帯生息場所でも異なった。紅藻類門からの種は最低δ13Cをもち,機能基はδ13Cと相関し,それは石灰化種における高δ13Cが主因であった。対pH*13Cデータによる141種の分析により,CCM存在のこれらの計量が独立ではないことを見出した。種のδ13Cが増加するとpHアッセイにおけるCCM存在の閾値である種のpH*>9.0の確率も増加した。大型植物のδ13C値の傾向は大型植物が赤道から離れるに従ってCO2により依存するが,高温度分散をもつ場所におけるHCO3-の利用も増加し,それが種内変異よりも種ターンオーバーにより駆動されたパターンであることを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  生態学一般  ,  光合成 

前のページに戻る