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J-GLOBAL ID：201502205421094276   整理番号：15A0474477

環状エステルの開環重合の開始剤としてのスカンジウムおよびイットリウムホスファサレン錯体

Scandium and Yttrium Phosphasalen Complexes as Initiators for Ring-Opening Polymerization of Cyclic Esters

著者 (4件)： BAKEWELL Clare (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  WHITE Andrew J. P. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  LONG Nicholas J. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  WILLIAMS Charlotte K. (Imperial Coll. London, London, GBR)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 54  号： 5  ページ： 2204-2212  発行年： 2015年03月02日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スカンジウムおよびイットリウムホスファサレン錯体を調製し,X線回折により結晶構造を明らかにした。更にこの錯体を環状エステルの開環重合の開始剤として利用した。スカンジウム錯体は,ラクチドの開環重合開始剤としては不活性であるが,ε-カプロラクトンの開環重合開始剤としては活性であった。一方イットリウム錯体は,rac-ラクチドの重合開始剤として活性であり,重合制御,立体制御が可能であった。この活性は,配位子のフェノキシド環のパラ位にあるメトキシ基がある場合に高く,電子供与性により,配位子から金属への電子供与が起こり,金属のLewis酸性が低下することと関連すると考えられた。

シソーラス用語： *開環重合 ,  *重合開始剤 ,  *イットリウム錯体 ,  *スカンジウム錯体 ,  X線回折 ,  結晶構造 ,  立体特異性反応 ,  ドナー ,  酸性度 ,  *置換基効果 ,  配位子効果 ,  ラクチド
準シソーラス用語： Lewis酸性 ,  立体制御

分類 (2件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  第3族元素の錯体  (CE01060J)

物質索引 (4件)： ε-カプロラクトン ,  ラクチド ,  [イミノビス(エチレンイミノ)]ビス[(3,5-ジ-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)ジフェニルホスホニウム] ,  [イミノビス(エチレンイミノ)]ビス[(3-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メトキシフェニル)ジフェニルホスホニウム]

タイトルに関連する用語 (5件)： 環状エステル ,  開環重合 ,  開始剤 ,  スカンジウム ,  錯体