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J-GLOBAL ID：201502205507821910   整理番号：15A1031017

情報の表示・記録のための光学ポリマー材料 ディスプレイの高画質化のための光散乱ポリマー材料

著者 (2件)： 多加谷明広 (慶応大 フォトニクス・リサーチ・インスティテュート) ,  小池康博 (慶応大 フォトニクス・リサーチ・インスティテュート)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 8  ページ： 310-315  発行年： 2015年08月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光散乱ポリマーは,好ましくない光散乱による損失を抑え,高効率に散乱光を利用できるように光学設計されたポリマーである。一般的な拡散板のように光を拡散させるポリマーは存在するが,詳細な設計に基づいた光散乱ポリマーは報告されていない。光散乱導光ポリマーを用いたディスプレイ用バックライトや表面拡散型液晶ディスプレイ,プロジェクションスクリーンなどの応用について報告した。液晶ディスプレイおよびプロジェクション方式ディスプレイでは,滑らかな画面であることに加え,輝度の均一性が高く,広視野角を得るために,光源からの光をディスプレイ内部で散乱させる必要があった。光散乱導光ポリマーに球状の微粒子を添加することで不均一構造を形成した。多重散乱解析法は最も有効な光学設計ツールであった。ダウンライトレンズに光散乱導光ポリマーを用いることで,期待される集光性が得られている。

シソーラス用語： *光学材料 ,  材料 ,  高分子 ,  光学記録 ,  *表示装置 ,  表示 ,  記録 ,  画質 ,  *光散乱 ,  散乱光 ,  光学設計 ,  拡散板 ,  バックライト ,  表面拡散 ,  液晶ディスプレイ ,  投写形テレビジョン ,  スクリーン ,  輝度 ,  透明材料 ,  微粒子 ,  多重散乱 ,  集光 ,  照明器具 ,  レンズ ,  *機能性高分子 ,  高画質 ,  *高分子材料
準シソーラス用語： ダウンライト ,  情報記録 ,  情報表示

分類 (3件)： 光物性一般  (BM08010A) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (21件)：

• 小池康博,多加谷明広: フォトニクスポリマー (共立出版, 東京, 2004) pp.57-79.
• A. Horibe, M. Izuhara, E. Nihei and Y. Koike: J. SID, 3 (1995) 169-171.
• A. Horibe, M. Baba, E. Nihei and Y. Koike: 'ETC Trans., E81-C (1998) 1697-1702.
• 堀部晃啓,小池康博: 光学, 27 (1998) 88-92.
• A. Tagaya, M. Nagai, K. Yokoyama and Y. Koike: Appl. Opt., 40 (2001) 6274-6280.

タイトルに関連する用語 (5件)： 光学 ,  ポリマー材料 ,  ディスプレイ ,  高画質化 ,  光散乱