抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまで様々な分野において,資料を収集し,それに基づいた研究を行った後は,その成果の一つとして「研究図誌」や「研究図録」などを発行することが多かった。但し,頒布範囲や,検索,カラー図版の掲載などに限界があり,近年ではWEB上のデータベースで公開することが多くなっている。しかし,データベースには,セキュリティ,メンテナンス,マイグレーションや運用のための予算確保など,継続をしていく上で複数の問題がある。本発表ではこれらを解決する手段として,標準的な電子書籍フォーマットで「電子研究図誌」を制作し,頒布とメンテナンスの継続的を保証する図書館に納めることで,デジタルメディアの長所を活かした,研究図誌を公開・継承していくモデルを構想し,その意義と可能性について検討する。また検討にあたっては,具体例として,歴史的な写真研究に関する「リサーチプロファイル」の構想事例を示し,その意義を検証する。(著者抄録)