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J-GLOBAL ID：201502205549927522   整理番号：15A0949289

超高速時間分解近接場光学顕微鏡法により観察された単一金ナノロッドにおけるプラズモンのデフェージング

Plasmon Dephasing in Single Gold Nanorods Observed By Ultrafast Time-Resolved Near-Field Optical Microscopy

著者 (5件)： NISHIYAMA Yoshio (Inst. for Molecular Sci., Aichi, JPN) ,  IMAEDA Keisuke (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  IMURA Kohei (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  OKAMOTO Hiromi (Inst. for Molecular Sci., Aichi, JPN) ,  OKAMOTO Hiromi (Graduate Univ. for Advanced Studies, Aichi, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 28  ページ： 16215-16222  発行年： 2015年07月16日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 長さ240~770nmの金ナノロッドにおけるプラズモンのデフェージングを超高速光パルスを用いた時間分解近接場光学顕微鏡法により観察した。ナノロッドの各箇所での時間分解信号の相関幅はパルスの自己相関幅よりも広がっていた。相関幅マップは静的近接場2光子励起イメージで観察されるプラズモンモードによく似た空間振動模様を示した。相関幅の空間変化は非共鳴励起のものを基準とした時間分解信号における共鳴プラズモン励起の寄与の位置依存性の相対的重みから生ずるとして説明される。共鳴プラズモンモードのデフェージング時間は励起箇所に拘わらず一定とみなされた。この結果は照射後に局在励起を直ちにロッド全体にわたり非局在化させるプラズモンモードの空間的コヒーレンスと矛盾がない。ナノロッドの内部と外部とでの時間分解信号を比較すると時間分解信号への非共鳴的寄与は励起の位置がロッドの中心に向かうほど,重要になると思われる。

シソーラス用語： 走査型プローブ顕微鏡 ,  走査光学顕微鏡 ,  高速度 ,  計測 ,  ナノロッド ,  *プラズモン ,  *デフェージング ,  自己相関 ,  多光子励起 ,  プラズマ共鳴
準シソーラス用語： プラズモン共鳴 ,  二光子励起 ,  *近接場光学顕微鏡 ,  *金ナノロッド ,  *時間分解法 ,  *超高速

分類 (3件)： 固体プラズマ  (BM02160W) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  物理化学一般その他  (CB01030T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 分解 ,  近接場光学顕微鏡 ,  観察 ,  金ナノロッド ,  プラズモン ,  デフェージング