抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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軸方向に沿って周期的な構造を持つ導波路は様々な形状を持ち,多くの研究者によって研究されている。損失のない周期的な導波路を伝搬する真のガイドモードは,実数の波数を持ち,導波路コアから離れるに従って指数関数的に減衰する周期的なモードプロフィルを持つBloch波である。均一な誘電体で囲まれた周期的な導波路では,波数がある条件を満たす場合にのみガイドモードが存在する。本稿では,2次元の周期的誘電体導波路における定在波の特性を報告する。周期的な導波路のガイドモードは,通常ライトライン以下で存在するが,幾つかの周期的な導波路については,導波路と同じ周期を持つ定在波が存在する。導波路のコア周辺に局在する伝搬しない波は,波数がゼロのライトラインより上の特別なガイドモードで,透過異常と他の共鳴現象に関係している。本研究では,円形の誘電体円筒から成る周期的なアレイおよび円形の穴から成る周期的なアレイを持つ板状の誘電体によって構成される2つの周期的な導波路における定在波を解析する。効率の良い半解析的な方法に基づき,定在波の振動数を誘電定数および円筒の半径の関数として計算した。また,これらの定在波に関する更なる研究およびそれらの応用の可能性を実現するための基礎を構築した。