抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北太平洋移行領域には,黒潮続流から派生した準定常ジェット(磯口ジェット)が存在しており,高温高塩水の供給を担っている。また準定常ジェットと接する亜寒帯フロントは強いSSTフロントであり,その変動は大気循環に大きな影響を与える。このように注目されている磯口ジェットであるが,その形成過程や変動機構は未解明である。ここでは傾圧ロスビー波の特性曲線を用いて,ジェットの形成過程を考察する。今回は準地衡流に基づく特性曲線が妥当であることを,中規模渦を追跡することにより確かめる。また,ジェットを挟む西側と東側の海域の海面高度変動が大きく異なることを述べ,それが特性曲線と整合的であることを示す。(著者抄録)