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J-GLOBAL ID:201502205636476472   整理番号:15A0906026

1型糖尿病:HLA-DQおよびHLA-DR分子の3つのアミノ酸部位の相加効果と交互作用効果が1型糖尿病のリスクをもたらす

Additive and interaction effects at three amino acid positions in HLA-DQ and HLA-DR molecules drive type 1 diabetes risk
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巻: 47  号:ページ: 898-905  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヒト白血球抗原(HLA)遺伝子の多様性によって,1型糖尿病(T1D)の遺伝的リスクの半分を説明できる。このリスクの大部分は,HLA-DRやHLA-DQ分子のアミノ酸の変化が仲介しているが,大規模な連鎖不平衡があるため,個別の効果の存在部位を求めるのが複雑になっている。本論文では,このような効果を持つシグナルを,18,832の症例対照試料を用いて,HLA-DQとHLA-DRの3つのアミノ酸部位に位置づけたので報告する。HLA-DQβ1の57番目のアミノ酸(既知,P=1×10-1,355)のみにより,全表現型分散の15.2%が説明できた。HLA-DRβ1の13番目のアミノ酸(P=1×10-721)と71番目のアミノ酸(P=1×10-95)でのそれぞれ独立した効果により,説明される分散の割合は26.9%に増加した。この3つのアミノ酸部位を合わせると,HLA-DRB1-HLA-DQA1-HLA-DQB1座位の表現型分散の90%が説明できた。さらに,一般的なHLA-DRB1-HLA-DQA1-HLA-DQB1のハプロタイプ21組のうち11組に有意な相互作用が観察された(P=1.6×10-64)。HLA-DRβ1の13番目のアミノ酸と71番目のアミノ酸は,抗原結合溝のP4ポケットに関与しているので,HLA-DQ P9ポケットに加えて,T1Dのリスクに重要な別のタンパク質構造が示された。Copyright Nature Publishing Group 2015
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