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J-GLOBAL ID：201502205678452913   整理番号：15A1017612

タンパク質の折りたたみとタンパク質の恒常性のメカニズム

Protein Folding and Mechanisms of Proteostasis

著者 (3件)： DIAZ-VILLANUEVA Jose Fernando (Universidad Autonoma de Baja California, Baja California, MEX) ,  DIAZ-MOLINA Raul (Universidad Autonoma de Baja California, Baja California, MEX) ,  GARCIA-GONZALEZ Victor (Universidad Autonoma de Baja California, Baja California, MEX)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 16  号： 8  ページ： 17193-17230 (WEB ONLY)  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 合成および分解を含むタンパク質の構造および機能を調節する非常に洗練された機構は,細胞の恒常性を維持するように進化した。これらのメカニズムにおける摂動は,有害な細胞過程と同様にタンパク質の機能不全を引き起こす可能性がある。従って,近年,多数の疾患の病因は,タンパク質構造を調節する機構の不全に起因している。代謝経路と細胞シグナル伝達経路との間の相互接続は,恒常性が,タンパク質の折りたたみに関連するメカニズムとタンパク質の天然構造の保存に集中するために重要である。例えば,分泌タンパク質合成経路における不均衡は,非折り畳みタンパク質適応応答(UPR)を誘発する小胞体(ER)ストレスとして知られる状態をもたらす。したがって,これを考慮して,この論文の重要な部分は,タンパク質折り畳み現象,およびこの極めて重要な状態を支える細胞機構を中心に発展されている。著者らは,シャペロンタンパク質機能,UPRを介した,タンパク質フォールディングの空間的区画化,プロテアソームの役割,オートファジー,およびこれらの過程間の結びつきの概要を提供する。いくつかの疾患は,タンパク質の折りたたみを引き起こす機構の機能不全および天然の構造の遮蔽に関わる分子病因を有することが知られており,最終的にミスフォールドタンパク質の蓄積をもたらす。この総説は,タンパク質構造の折り畳みを調節する経路とタンパク質のホメオスタシスに関与する細胞応答に関する現在の知識を中心に記述している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *折畳み構造 ,  *タンパク質 ,  ホメオスタシス ,  シャペロンタンパク質 ,  オートファジー ,  小胞体ストレス ,  細胞生理
準シソーラス用語： ミスフォールディング ,  細胞応答

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (4件)： タンパク質 ,  折りたたみ ,  恒常性 ,  メカニズム