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J-GLOBAL ID：201502205879765286   整理番号：15A1311286

堤防裏のり尻部の洗掘現象の把握と対策工配置条件の基礎的検討

FUNDAMENTAL STUDY ON SCOURING AND ITS PROTECTION AT TOE OF BACK SLOPE OF DIKE DUE TO OVERFLOW

著者 (4件)： 吉森佑介 (東京理科大学大学院 理工学研究科土木工学専攻) ,  倉上由貴 (東京理科大学大学院 理工学研究科土木工学専攻) ,  二瓶泰雄 (東京理科大学 理工学部土木工学科) ,  森田麻友 (東京理科大学大学院 理工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 71  号： 2  ページ： I.1117-I.1122 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波越流に伴う三面コンクリート張り堤防(アーマ・レビー)の決壊原因としては,コンクリート製被覆工の流出と裏のり尻部の洗掘が挙げられる.後者の課題を解決するために,本研究では,堤防裏のり尻部の洗掘現象の基本特性を把握し,洗掘対策工の配置条件が洗掘特性や堤防の耐越流侵食性に及ぼす影響を検討する.そのため,小型水平開水路を用いて,洗掘実験と越流侵食実験の2種類の実験を行う.実験結果により,1) 裏のり側の洗掘量は,のり面勾配の影響を大きく受け,1割勾配>5分勾配>2割勾配の順に大きい.2) 洗掘工の配置条件により,裏のり側の洗掘量や堤防の耐越流侵食状況が変化し,本条件では下流側の矢板を伴う広域洗掘工が対策工として有用である.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  *海岸堤防 ,  破壊 ,  コンクリート ,  被覆 ,  *流出 ,  裏面 ,  *洗掘 ,  矢板 ,  ジオテキスタイル ,  東日本大震災 ,  対策工事 ,  土木繊維
準シソーラス用語： 対策工 ,  *堤防決壊

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (13件)：

• 1) 内閣府:平成23年度防災白書,第I部第1編第2章,2012.
• 2) 土木学会:水理公式集 [平成11年版],丸善,pp. 194-205,1999.
• 3) 吉川勝秀(編著):河川堤防学 新しい河川工学,技報堂出版,pp. 1-278,2008.
• 4) 中央防災会議:「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」中間とりまとめに伴う提言 ~今後の津波防災対策の基本的考え方について~,http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/teigen.pdf,2011(閲覧日:平成25年5月17日).
• 5) 倉上由貴,二瓶泰雄,矢田孝次朗,山崎達也,山口晋平,川邊翔平,菊池喜昭,龍岡文夫:耐越流侵食性向上のための河川堤防補強技術の提案,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 69,No. 4,pp. I_1219-I_1224,2013.

タイトルに関連する用語 (9件)： 堤防 ,  裏 ,  のり ,  尻部 ,  洗掘 ,  現象 ,  把握 ,  対策工 ,  基礎的検討