抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フラグメント分子軌道(FMO)法において共有結合の切断を伴うフラグメント分割は,これまで原則としてsp3炭素原子にて行われてきた(このような原子のことをBDAと呼ぶ)。タンパク質では構成する各アミノ酸残基のCαをBDAとして分割することになるため,残基単位とフラグメント単位に“ズレ”が生じてしまい,FMO法の文脈から得られるフラグメント間相互作用エネルギー(IFIE)の解析結果が生化学的直観に従わないということが起き得る。そこで,この“ズレ”を解消させるペプチド結合での分割(BDAをsp2カルボニル炭素とする)の実用化を目指し,モデル系を用いたベンチマーク計算による精度評価を行った。(著者抄録)