抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シーメンス社の大型ガスタービン3機種について,ニーズ対応の開発目標の設定,技術の融合と選択,特長と性能を述べた。初めに同社ガスタービンのラインアップ構成と開発の経緯を示した。1)SGT5/6-2000E型の二缶サイロ型燃焼器等の特徴,高効率化と高出力化のためのMCrAlY溶射,タービン翼冷却,圧縮機翼の三次元設計,油圧式翼端間隙制御等の技術移転と適用,およびニーズ対応の低NO<sub>x</sub>化(<10ppm),定検間隔延長(5年毎),各種燃料対応,吸気冷却&加湿等の特長を説明した。2)SGT5-4000F型の三次元空力設計翼,可変静翼,24バーナー・アニュラー燃焼器等の要素技術と高熱効率(40%)&高出力(307MW等)の特長を述べた。3)SGT5/6-8000H型の先行機種の組み立て断面図を図示し,圧縮機側軸受構造やロータディスク組立方法等に関する技術の融合や選択の経緯を説明した。起動時間の短縮や高負荷応答性等の顧客ニーズに対応するため,完全空気冷却,センターボルト締結ディスク積層構造,可変静翼,一方向凝固結晶合金翼等の実績に基づく技術を適用し,熱効率40%,複合サイクルの送電端効率60%超を達成した。