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J-GLOBAL ID:201502206354179048   整理番号:15A0995219

農産物中残留農薬の多成分系統分析法の開発及び普及

Development and diffusion of a systematic method for determining multiple pesticide residues in agricultural products
著者 (1件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 165-172 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0886B  ISSN: 1348-589X  CODEN: JPSTCF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本では2006年5月29日から食品中の残留農薬の規制に関するポジティブリスト制度が施行されている。また,2008年1月30日にはメタミドホスが混入した冷凍餃子による食中毒事件が発生した。このニュースは生鮮食品のみならず加工食品にも含まれる予想外の農薬に関する安全性に警鐘を鳴らした。そこで,多様な食品の残留農薬を検査するための信頼性の高い系統分析法を開発した。まず,愛知県のモニタリングデータを統計分析することによって約200の対象農薬を選抜した。次に,最優先事項としてGC-MS/MS法とLC-MS/MSを組み合わせた分離・検出複合システムを用いた系統分析法を構築した。また,本系統分析法に対応した試料調製法として,簡便で容易なアセトニトリル抽出法,GPCとミニカラムSPEを組み合わせた自動クリーンアップシステムを開発した。その次に,脂肪分の多い加工食品を含めた多様な食品に含まれる広範囲の農薬を調べることが可能な新たな公式の一斉分析法を開発した。最後に,農薬標準品を使用しないデュアルカラムGC-MS(/MS)法による包括的クロマトグラフ検出システムおよび会話型データベースを商品化した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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食品の汚染  ,  農薬  ,  農薬一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (39件):
  • 1) http://www.mhlw.go.jp/english/topics/foodsafety/positivelist060228/introduction.html (Accessed 10 Jul., 2015).
  • 2) Y. Sumi, Y. Oode and H. Tanaka: J. Toxicol. Sci. 33, 485-486 (2008).
  • 3) E. Ueno, H. Oshima, I. Saito and H. Matsumoto: Shokuhin Eiseigaku Zasshi 41, 178-187 (2000) (in Japanese).
  • 4) E. Ueno, H. Oshima, I. Saito and H. Matsumoto: Shokuhin Eiseigaku Zasshi 42, 385-393 (2001) (in Japanese).
  • 5) E. Ueno, H. Oshima, I. Saito and H. Matsumoto: Shokuhin Eiseigaku Zasshi 43, 80-89 (2002) (in Japanese).
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