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J-GLOBAL ID:201502206434485468   整理番号:15A0952114

化学分野における「製作しないPBL」開発の試み

Development of a “Problem-Based-Learning Program without Manufacturing” in Chemistry Field
著者 (12件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 4.27-4.32 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L4363A  ISSN: 1341-2167  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では化学分野の専門導入教育として創生科目(PBL)の開発に焦点を絞り,専門性と危険性を考慮した新たな試みの事例を報告した。PBLは一般的に学生に自由に物の製作をするように自発的学びへの移行を促すが,化学分野では化学実験のもつ制約によってテーマの実施が難しかった。新しいPBLではある問題を解決させる部分とその問題解決に関連する製作(実験)とを分離し,「新しい自分自身の解を見いだすこと」を目的としつつ,物の製作にこだわらないこととした。ある実践テーマに関連する実験を事前に実習し,その上でそのテーマの問題解決法を議論させた。実践テーマは「福島第一汚染問題を解決せよ!」とした。「製作しないPBL」が効果を発揮するためには,実践的テーマの設定,中間評価とともに与える課題の内容,グループ内の「協力的な環境」構築が重要であると考えられた。ティーチングアシスタントは学生実験でコーチイングのスタンスで受講者に関わるように指導した。さらに,コミュニケーションを学ぶ機会でもあるPBLは,大学教育全体の中でもっと重要視されてよい。
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分類 (2件):
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科学技術教育  ,  CAI 
引用文献 (15件):
  • 1) 8大学工学部長会議 工学教育プログラム委員会 : 平成11, 12年度工学教育プログラム実施検討委員会報告書, Webページ, http://www.eng.hokudai.ac.jp/jeep/11-12/report/design.html, 2001. 参照日 : 2015-3-2
  • 2) 英 崇夫, 猪子富久治, 小西克信, 升田雅博, 三輪 恵 : 専門科目への動機づけを主眼においた初期創成科目, 工学教育, 49-6, pp.38-43, 2001
  • 3) 高橋英明, 岸浪建史, 工藤一彦, 三上 隆 : 全学初習・工学部専門教育における創成型教育の試み, 工学教育, 50-3, pp.37-43, 2002
  • 4) 都倉信樹 : 創成科目実践例と今後の課題, 工学教育, 53-1, pp.15-19, 2005
  • 5) 長谷川光司, 渡邊信一, 高木淳二, 横田和隆, 入江晃亘, 杉山 均 : 宇都宮大学工学部における学科横断的必修科目「創成工学実践」の実施について, 工学教育, 58-4, pp.21-27, 2010
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