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J-GLOBAL ID：201502206453451565   整理番号：15A0472266

表面研磨状態の異なるSUS304鋼への硝酸不働態化処理とその処理の孔食抑制効果の腐食環境暴露による変化

Nitric Acid Passivation Treatment of Type 304 Stainless Steels with Different Surface Polishing Conditions and Changes in Pitting Inhibition Effect of The Treatment with Exposure to Corrosion Environments

著者 (4件)： 石見清隆 (マルイ鍍金工業 千葉・柏工場) ,  井田義明 (マルイ鍍金工業) ,  津高文幸 (マルイ鍍金工業 姫路工場) ,  杉本克久
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 66  号： 4  ページ： 158-164  発行年： 2015年04月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステンレス鋼の耐孔食性を向上させるためには不働態皮膜の耐食性を高めることが重要であり,このための処理として硝酸(HNO₃)処理がよく知られている。本研究では,表面研磨仕上げの異なるSUS304鋼に2種類のHNO₃不働態化処理を施し,表面研磨状態と処理効果の関係,NaCl濃度と孔食電位の関係,NaCl溶液への長期間浸漬による孔食電位の変化,塩水噴霧試験による孔食電位の変化,および高温水蒸気試験による孔食電位の変化などについて検討した。その結果,耐孔食性を高めるには,電解研磨した上で,30%HNO₃処理あるいは0.1kmol・m^-3Na₂MoO₄含有30%HNO₃処理をするのが望ましいことが分かった。

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *防食 ,  不動態化 ,  不動態皮膜 ,  *酸処理 ,  硝酸 ,  耐孔食性 ,  *表面仕上 ,  表面粗さ ,  表面性状 ,  塩化ナトリウム ,  濃度依存性 ,  腐食電位 ,  水蒸気 ,  電解研磨 ,  ナトリウム化合物 ,  モリブデン酸塩 ,  腐食抑制剤 ,  加速試験 ,  塩水噴霧試験 ,  腐食 ,  電気化学的分極 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： SUS304 ,  研磨仕上 ,  モリブデン酸ナトリウム ,  電気化学的腐食 ,  走査電子顕微鏡法

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

引用文献 (10件)：

• 1)金子 智 ; ステンレス鋼便覧 第3版, ステンレス協会編, p.417(日刊工業新聞社, 1995).
• 2)柴田俊夫, 竹山太郎 ; 第19回腐食防食シンポジウム資料, p.23(腐食防食協会, 1978).
• 3) T. Shibata, O. Yamazaki, S. Fujimoto ; Zairyo-to-Kankyo, 48, 41 (1999).
• 4) T. Shibata, O. Yamazaki, S. Fujimoto ; Zairyo-to-Kankyo, 48, 155 (1999).
• 5)石見清隆, 井田義明, 津高文幸, 杉本克久 ; 122回講演要旨集, p.114(表面技術協会, 2010).

タイトルに関連する用語 (8件)： 表面研磨 ,  SUS304 ,  硝酸 ,  不働態化 ,  孔食 ,  抑制効果 ,  腐食環境 ,  暴露