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J-GLOBAL ID：201502206538794047   整理番号：15A0942676

無補正キャリブレーション蛍光X線分析による高速度鋼中のタングステン定量における重量ベース合成標準物質の調製

Weight-based Synthesized Standards Preparation for Correction-free Calibration in X-ray Fluorescence Determination of Tungsten in High-speed Steel

著者 (2件)： NAKAYAMA Kenichi (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ.) ,  WAGATSUMA Kazuaki (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ.)
資料名： Analytical Sciences  (Analytical Sciences)
巻： 31  号： 8  ページ： 851-854 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0673B  ISSN： 0910-6340  CODEN： ANSCEN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 波長分散蛍光X線分析による高速度鋼中の主要合金化元素としてのタングステンを正確に定量する無補正キャリブレーション法を示した。ホウ酸塩溶融によってタングステンLαスペクトル線の蛍光X線強度に及ぼすマトリックス効果を最小化し,ガラスマトリックス中の全タングステン量を定量化した。鉄鋼試料10~12mgとフラックス試薬テトラホウ酸リチウム4.0gからガラスビーズ試料を調製した。非トレーサブルX線強度補正なしに標準液から調製した合成キャリブレーション標準物質を測定し,直線検量線を構築した。ファンダメンタルパラメータ計算に比べると提案アプローチは高速度鋼認証標準物質中のタングステンの正確な結果を示すことが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *蛍光X線分析 ,  キャリブレーション ,  *高速度鋼 ,  *タングステン ,  マトリックス効果 ,  ガラスビーズ ,  補正 ,  認証標準物質 ,  ホウ酸塩 ,  分散【dispersion】 ,  鉄鋼分析 ,  定量分析 ,  測定精度 ,  比較試験 ,  重量 ,  固有X線
準シソーラス用語： 波長分散

分類 (1件)： 金属,合金の物理分析  (CC03040V)

引用文献 (8件)：

• 1. K. Nakayama and T. Nakamura, “Treatise on Geochemistry, Second Edition”, eds. K. K. Turekian and H. D. Holland, 2014, Vol. 15, Chap. 10, Elsevier Ltd., Oxford, 181.
• 2. JIS G 1220, “Iron and steel—Methods for determination of tungsten content”, 1994, Japanese Industrial Standards Committee, Tokyo (in Japanese).
• 3. K. Narita, M. Taniguchi, N. Ota, N. Kotani, and T. Goto, Tetsu to Hagane, 1978, 64, 109 (in Japanese).
• 4. J. R. Sieber, L. L. Yu, A. F. Marlow, and T. A. Butler, X-Ray Spectrom., 2005, 34, 153.
• 5. K. Sato, S. Itoh, and H. Okochi, Tetsu to Hagane, 1991, 77, 179 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (7件)： キャリブレーション ,  蛍光X線分析 ,  高速度鋼 ,  タングステン ,  定量 ,  標準物質 ,  調製