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J-GLOBAL ID：201502206907945992   整理番号：15A1233176

中国におけるコーヒー生産の展開とコーヒー加工企業によるインテグレーションの実態-雲南省のコーヒー加工企業Y社とG社を事例に-

Development of Coffee Production and Processor Integration in China: Case Study of Coffee Processors Y and G in Yunnan Province

著者 (2件)： DAI Rongqinsi (広島大) ,  矢野泉 (広島修道大)
資料名： 農業市場研究  (Agricultural Marketing Journal of Japan)
巻： 24  号： 2  ページ： 1-11  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： L4254A  ISSN： 1341-934X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,中国におけるコーヒー生産の展開とコーヒー加工企業による原料調達の実態について考察した。事例分析を通して,コーヒー加工企業の原料調達ルートは主に自社(直営)農園と農家契約生産の2つであることが明らかになった。契約生産は,立地条件および主要事業等によって加工企業が農家から買い取る原料そのものが異なり,契約条件やサポートの内容も大きく異なる。コーヒー加工企業にとっての原料は一般的に生豆であるが,生果実チェリーを買い取る加工企業も見られた。チェリーを買い取る加工企業による契約農家の統合度合いは生豆を買い取る加工企業より高く,契約農家の行動を規制する傾向が強いことが明らかになった。契約農家にとって,チェリー精選処理といったコーヒーの一次加工技術を把握することは,より自主的な経営につながる極めて重要な点であるといえる。

シソーラス用語： 中華人民共和国 ,  *コーヒー ,  *食品加工 ,  *食品工場 ,  購買 ,  企業合併 ,  経営管理 ,  コーヒー豆 ,  面積 ,  積分 ,  *企業政策
準シソーラス用語： インテグレーション ,  契約業務 ,  原料調達 ,  作付面積 ,  市場動向 ,  *食品加工場 ,  垂直統合 ,  中国

分類 (2件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  アルカロイドし好飲料  (FJ06030D)

引用文献 (20件)：

• 賀雲華「保山珈琲産業発展研究報告(連載001)-保山小粒珈琲産業的発展歴史簡概」2011年、http://blog.sina.com.cn/s/blog_704137d10100phet.html (2012年5月2日アクセス)
• 郭容琦・羅心平・李国鵬・楊世貴・李貴平・李樹維・黄健「雲南小粒珈琲産業発展現状分析」『広東農業科学』2009年第3期、2009年、pp.209~212
• 顧紅恵・楊開正「小粒珈琲生豆加工与貯存」『雲南農業科技』第2期、2010年、pp.58~60
• 黄家雄・呂玉蘭・文志華・張林輝「関于加快雲南珈琲産業発展的建議」『雲南農業科技』2010年第4期、2010年、pp.10~12
• 宮崎宏『農業インテグレーション』家の光協会、1972年、pp.29~33

タイトルに関連する用語 (6件)： 中国 ,  コーヒー ,  展開 ,  企業 ,  インテグレーション ,  雲南省