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J-GLOBAL ID：201502206990798091   整理番号：15A0563461

自閉症およびADHDに関わるニューロンの膜輸送と蛋白質キナーゼ

Neuron Membrane Trafficking and Protein Kinases Involved in Autism and ADHD

著者 (5件)： KITAGISHI Yasuko (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  MINAMI Akari (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  NAKANISHI Atsuko (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  OGURA Yasunori (Nara Women’s Univ., Nara, JPN) ,  MATSUDA Satoru (Nara Women’s Univ., Nara, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 16  号： 2  ページ： 3095-3115 (WEB ONLY)  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脳に豊富なマルチドメイン足場蛋白質のニューロビーチンは自閉症患者の候補遺伝子として同定されている。また,シナプス接着蛋白質細胞接着分子1(CADM1)における突然変異は,分子起源不明の神経発生疾患,自閉症スペクトラム障害と関連している。ニューロビーチンとCADM1の潜在的役割は,小胞体輸送における小胞輸送機能であると示唆されている。蛋白質キナーゼB(AKT)および環状アデノシン一リン酸(cAMP)依存性蛋白質キナーゼA(PKA)は自閉症の病態形成に関わるニューロンの膜輸送において重要な役割を持っているように思われる。注意欠陥多動性障害(ADHD)は,ドーパミントランスポーター(DAT)のシナプス機能障害に起因するドーパミン系不全によると報告されている。この論文では,自閉症とADHDに関わる膜輸送を調節するいくつかの蛋白質キナーゼの重要性について要約,考察して,治療的介入のための新たな標的について示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： タンパク質 ,  ニューロン ,  *自閉症 ,  精神障害 ,  癌抑制タンパク質 ,  細胞接着分子 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  タンパク質キナーゼA ,  *膜輸送 ,  膜タンパク質 ,  *タンパク質キナーゼ ,  病態生理 ,  *CADM1 ,  ドーパミン細胞膜輸送タンパク質 ,  *ドーパミン作動性ニューロン ,  スカフォールド蛋白質
準シソーラス用語： Akt ,  Aキナーゼ ,  ドーパミントランスポータ ,  *ドーパミン系 ,  *ニューロビーチン ,  自閉症スペクトラム障害 ,  小胞体輸送 ,  足場蛋白質 ,  病態形成

分類 (4件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  先天性疾患・奇形一般  (GD03010V) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 自閉症 ,  ADHD ,  ニューロン ,  膜輸送 ,  蛋白質キナーゼ