抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製品開発においては,ニーズや技術の変化などにより,設計中の製品に対する要求が変更される場合があり,その変更が他の変更を誘発し,次々と伝播(変更伝播)することによって多くの変更が発生する。そこで,変更伝播の様相を把握し,何が起きえるのかを予見し,適切なリカバリ案を備えておくことで,設計変更のマネジメントがし易くなる。本研究では,設計変更の伝播に対して,品質表が扱う製品の機能構造の情報を活用した分析・評価手法を提案すると共に,この提案手法をシステム化することで,製品の大規模化や複雑化に対応した。変更伝播の起こり易さとその強さを評価し,製品全体の大局的な様相から,個別機能間の局所的な様相まで,一貫して把握できるように可視化することで,変更伝播のマネジメントを支援するシステムを構築した。これにより,品質表に影響特性を追記することで,機能間の背反を捉え,機能構造に基づく変更伝播を把握することが可能となった.また,ネットワーク分析,DSM,および設計変数単位での可視化によって,製品全体レベルから詳細レベルに至るまで,一貫した変更伝播の把握が可能となった。