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J-GLOBAL ID:201502207339493590   整理番号:15A0903313

エリオジクチオールは,ERK/Nrf2/ARE依存ヘムオキシゲナーゼ-1発現の調節を介し酸化ストレスが誘導する細胞死に対し内皮細胞を保護する

Eriodictyol Protects Endothelial Cells against Oxidative Stress-Induced Cell Death through Modulating ERK/Nrf2/ARE-Dependent Heme Oxygenase-1 Expression
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 14526-14539 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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心血管疾患の病態生理は,複雑であり,酸化ストレスと関係した経路が関わる。エリオジクチオールは柑橘類の果実に存在するフラボノイドであり,血管疾患を含む広い範囲の病態生理状態で抗炎症,抗癌,神経栄養および抗酸化効果を示す。酸化ストレスは,心血管疾患の病理で重要な役割をするため,この研究は,エリオジクチオールが治療活性を有するかを検証するようにデザインした。内皮細胞での第II相解毒酵素,ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)のアップレギュレーションは,心血管疾患に有益と考えられている。この研究では,エリオジクチオールで処理したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)は,細胞外調節キナーゼ(ERK)/細胞核因子赤血球2-関連因子2(Nrf2)/抗酸化反応要素(ARE)シグナリング経路を介し,HO-1のアップレギュレーションを示した。更に,エリオジクチオール処理は,過酸化水素が誘導する細胞死に対し保護した。この保護効果は,HO-1の特異的な阻害剤およびRNA干渉が誘導するHO-1発現のノックダウン処理により消失した。これらデータは,エリオジクチオールが,ヒト内皮細胞でERK/Nrf2/AREが仲介するHO-1アップレギュレーションを誘導し,酸化ストレスと関係した内皮損傷に対し血管保護と直接関係することを示し,HO-1のアップレギュレーション標的化が心血管疾患の治療介入に対する有望な方法であることを提案した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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循環系の基礎医学  ,  基礎治療学  ,  ピランの縮合誘導体  ,  細胞生理一般 
物質索引 (1件):
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