抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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工業用真空脱ガス装置からの窒素の除去は,一連の運転パラメータ,鉄鋼組成,および溶鋼中の例えば酸素や硫黄のような表面活性元素の量に依存する。真空脱ガス装置における窒素除去に及ぼす幾つかの特定の元素の効果は(十分に)調べられて来た。依然として,このプロセスに及ぼす全体の鉄鋼組成の全体の効果を評価することは非常に課題である。本研究の焦点は,鉄鋼組成の多成分効果を特別に考慮した真空脱ガス装置からの窒素除去を予測することである。従って,工業用真空脱ガス装置における窒素(および水素)除去をシミュレーションするための統合計算流体力学(CFD)モデルを,文献中において比較的分離されている理論と方法に基いて開発した。多成分効果を含めるために,このモデルを鉄鋼組成と温度の関数としての窒素,酸素あるいは硫黄の活量係数を決定するために用いる自製の熱力学コードと結合させている。このコードを,計算した活量係数と種々の源からの実験測定とを比較することで検証した。この努力を窒素除去を制御するためのオンライン使用概念にも入力した。真空処理の際のガスプルーム,流れ場および窒素と水素の発生を予測し,オンライン概念を二つの運転ダイアグラムを表すことで示した。結果が,最終窒素量は化学反応速度定数の増加と初期窒素量の低下と共に低減することを示した。対称的に,最終窒素量は化学反応速度定数の低下と初期窒素量の増加と共に増加する。最終的に,運転ダイアグラムを工業的データおよび観察によって検証した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.