抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ケシキスイ科はヒラタムシ上科に所属し,世界から10亜科223属約3600種の原生種が知られ,コウチュウ目の中では比較的大きな分類群である。日本からは,8亜科45属183種が知られている。ここでは,ヒラタケシキスイ亜科のうち,ヒラタケシキスイ属オオヒラタケシキスイ亜属,ヒラタケシキスイ亜属,カノコヒラタケシキスイ亜属,セグロヒラタケシキスイ亜属を紹介する。オオヒラタケシキスイ亜属は,世界に3種がしられ,日本を含む旧北区極東地域には,オオヒラタケシキスイEpuraea(Aphenolia) pseudosoroniaが生息する。カノコヒラタケシキスイ亜属は,旧北区に3種,北米に1種が知られ,日本には,カノコヒラタケシキスイEpuraea(Dadopora) vicariaが生息している。ヒラタケシキスイ亜属は,全北区を中心に分布し,ヒラタケシキスイ属の中で最も種数が多く,日本には26種が生息する。セグロヒラタケシキスイ亜属は,日本からはセグロヒラタケシキスイEpuraea(Epuraeanella) neglectaの1種のみ知られる。