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J-GLOBAL ID:201502207501594303   整理番号:15A0899972

β-ニューレキシンはシナプス内在性カンナビノイドシグナル伝達を制御することにより神経回路をコントロールする

β-Neurexins Control Neural Circuits by Regulating Synaptic Endocannabinoid Signaling
著者 (17件):
資料名:
巻: 162  号:ページ: 593-606  発行年: 2015年07月30日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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α-およびβ-ニューレキシンは,自閉症および統合失調症に関与するシナプス前細胞接着分子である。著者らは,β-ニューレキシンがα-ニューレキシンよりも非常に低レベルで発現されているが,α-ニューレキシンの持続的発現を伴うβ-ニューレキシンのコンディショナルノックアウトが培養皮質ニューロンの興奮性シナプスでの神経伝達物質放出を劇的に減少させたことを発見した。β-ニューレキシンノックアウト表現型は,前シナプス内在性カンナビノイドシグナル伝達を阻害するCB-1受容体阻害,または後シナプス内在性カンナビノイド放出を障害する2-アラキドノイルグリセロール合成阻害により減弱された。バースト発火鉤状回ニューロンに対してCA-1領域錐体ニューロンにより形成されたシナプスにおいて,β-ニューレキシンのシナプス前in vivoノックアウトは,シナプス伝達の内在性カンナビノイド介在性阻害を悪化させ,そしてLTPを阻害した。そして,前シナプスCB-1受容体拮抗剤または後シナプス2-アラキドノイルグリセロール合成阻害は,この阻害を再度逆転させた。さらに,CA-1領域ニューロンでのβ-ニューレキシンのコンディショナルノックアウトは,文脈的恐怖記憶を障害した。そのため著者らのデータは,前シナプスβ-ニューレキシンが後シナプス2-アラキドノイルグリセロール合成を制御することにより興奮性シナプスのシナプス強度をコントロールすることを提示し,これが神経回路の内在性カンナビノイド依存性制御におけるβ-ニューレキシンの予期せぬ役割を明らかにする。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  中枢神経系  ,  細胞生理一般 

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