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J-GLOBAL ID:201502207537745340   整理番号:15A1024337

水可給性と光周期の間の相互作用に対する北極高山植物Silene suecica(ナデシコ科)の応答における地理的パターン

Geographical pattern in the response of the arctic-alpine Silene suecica (Cariophyllaceae) to the interaction between water availability and photoperiod
著者 (8件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 327-335  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,異なる緯度からの北極高山植物Silene suecicaの個体群における光周期と水可給性の間の相互作用に対する応答の結果として,植物性能(苗発達,バイオマス産生,相対含水量およびクロロフィル含有量)の地理的パターンを仮定し,それにより,本個体群は,成長期中に異なる光周期を経験する。特に,水可給性に関して北部個体群が経験する厳しい条件の結果として,南部個体群と比較して北部個体群における低い干ばつ感受性を期待した。共通圃場条件下で,水可給性(湿潤および乾燥)および光周期(21および16時間)を操作する実験を行った。その結果,草高,葉,成長,バイオマスおよび総クロロフィルに及ぼす光周期と水可給性の間の相互作用が見られた。しかしながら,光周期は,干ばつの影響を打ち消しも強めもしなかった。干ばつに暴露された植物は,シュート成長の減少によって水可給性の減少を補償した。クロロフィル含有量およびクロロフィルa/b比率における変化が観察された。北部個体群は,南部個体群より高い基部成長性能および水条件変化(湿潤から乾燥への)に対する大きい応答を示した。南部個体群は,干ばつに応答する能力の低下を示したが,その低い基部成長性能は,低い水可給性下で有利(水損失回避)である可能性がある。対照的に,北部個体群は,水可給性低下の悪影響を限定する強い柔軟性応答を示した。本研究は,環境的制約(特に水可給性)に対する植物応答は,地理的パターンに従う可能性があるという可能性を明らかにした。Copyright 2014 The Ecological Society of Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物生態学 
引用文献 (36件):
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