マイクロRNA-214およびマイクロRNA-126は,悪性内皮増殖性疾患のための潜在的なバイオマーカーである

HEISHIMA Kazuki; MORI Takashi; ICHIKAWA Yukie; SAKAI Hiroki; KURANAGA Yuki; NAKAGAWA Takayuki; TANAKA Yuiko; OKAMURA Yasuhiko; MASUZAWA Mikio; SUGITO Nobuhiko; MURAKAMI Mami; YAMADA Nami; AKAO Yukihiro; MARUO Kohji

文献

J-GLOBAL ID：201502207545151743 整理番号：15A1262127

マイクロRNA-214およびマイクロRNA-126は,悪性内皮増殖性疾患のための潜在的なバイオマーカーである

MicroRNA-214 and MicroRNA-126 Are Potential Biomarkers for Malignant Endothelial Proliferative Diseases

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著者 (14件)： , , , , , , , , , , , , ,
資料名：
巻： 16 号： 10 ページ： 25377-25391 (WEB ONLY) 発行年： 2015年10月
JST資料番号： U7038A ISSN： 1422-0067 CODEN： IJMCFK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：スイス (CHE) 言語：英語 (EN)

ヒト血管肉腫(AS)およびイヌ血管肉腫(HSA)を含む悪性内皮増殖性疾患は,深刻な予後をもたらす重大な疾患である。スクリーニング用の液体生検ベースのバイオマーカーを確立することは,明確な臨床的有用性を持つ。しかし,これらの肉腫の血漿において誘導もしくは抑制されるmiRNAは不明であった。これらの肉腫のための診断を可能にすると期待される血漿miRNAを同定するため,筆者らは,血管新生および腫瘍形成において重要な役割を果たすmiRNAである,血漿のmiR-214およびmiR-126が悪性内皮増殖性疾患において上昇したかどうかを検討した。この解析のために,ヒト血管肉腫およびイヌ血管肉腫細胞株およびイヌ血管肉腫の臨床血漿試料を,miRNAのqRT-PCRにより測定した。ここでは,ヒト血管肉腫およびイヌ血管肉腫細胞株は,微小胞を介して,miR-214およびmiR-126を過剰に分泌したことを報告する。加えて,血管肉腫に罹患したイヌ由来の血漿サンプルにおいて,それらのレベルが増加した。また,原発腫瘍の外科的切除により,血漿のmiR-214およびmiR-126のレベルが減少した。筆者らの調査結果は,これらの悪性内皮増殖性疾患は,miR-214およびmiR-126を過剰分泌することを示しており,つまり,これらのmiRNAは,イヌおよびおそらくヒト血管肉腫における悪性内皮増殖性疾患の診断バイオマーカーとしての可能性を持つことを示唆している。(翻訳著者抄録)

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その他の動物病 , 腫ようの診断

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