抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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明和工業株式会社におけるTPM活動について紹介した。本活動はISOで構築した業務システムをTPM活動を通じて効率向上を図り,会社の体質強化を図ることを目標とした。分科会は「個別改善」「自主保全」「教育・安全・環境」「初期管理」「品質保全」であり,本来業務と遊離させないように責任者は実務の責任者をあてた。「初期管理」は設計部門で進めてきたロス削減活動を全社活動に拡張したものであり,「品質保全」は不良撲滅のモデルラインを作り,ロジックの構築後,各部署に水平展開をするものである。双方ともチャレンジ賞規定にない当社独自の活動である。活動の成果を以下に記した。1)現場での設備に対する考えが変わり,問題発見能力,自前改善力が非常に向上した。2)TPMで実践してきた改善がISOで構築した仕事の仕組みに反映でき,着実にロスが減少した。3)ロスを明確にすることで個々の改善への着眼や意欲が高まった。以上であるが特に「人の成長」が会社の大きな財産となった。