文献

J-GLOBAL ID：201502207569092268   整理番号：15A0840520

ナノ流体を用いた際の炭酸塩岩貯留層における濡れ性の変化

Wettability Alteration in Carbonate Reservoirs Using Nanofluids

著者 (3件)： ABHISHEK R. (Indian Inst. of Technol. - Madras, Chennai, IND) ,  KUMAR G. Suresh (Indian Inst. of Technol. - Madras, Chennai, IND) ,  SAPRU R. K. (ONGC, Chandkheda - Ahmedababad, IND)
資料名： Petroleum Science and Technology  (Petroleum Science and Technology)
巻： 33  号： 5/8  ページ： 794-801  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： A0661C  ISSN： 1091-6466  CODEN： PSTEFV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 現在世界の主な石油生産地域は既に減退期に入っている。そして,従来型の回収法では原始埋蔵量の50%以上は残留油として回収不可能である。特に炭酸塩岩貯留岩は回収作業が非常にむつかしい貯留層で,過去10年以上にわたり石油鉱業界が直面してきた難問であり,ナノ科学の理論がその検討に応用されてきた。今回の検討は原地性貯留層への添加物としてシランコーティングナノ粒子を含有するナノ流体の効果を検証することにある。実験結果により得られた事実は以下のとおりである。(1)シラン被膜シリカナノ粒子が水中に分散された時に粒子の凝集化が起こる。(2)塩分の中程度の分散とナノ粒子の濃集はナノ粒子の凝集の程度に影響を与えている。(3)シラン被膜シリカナノ粒子は炭酸塩岩貯留層には効果的でより水性濡れ性への濡れ性変化に効果を上げている。(4)濡れ性変化には2g/Lが一番効果的なシラン被膜シリカナノ粒子の濃度であることが判明した。(5)濡れ性が,より水を多く含んだ濡れ性に変化するということより,炭酸塩岩貯留層へのへのEORシラン被膜シリカナノ粒子を適用することが最も効果的である。

シソーラス用語： 流体 ,  *石油貯留層 ,  濡れ ,  ナノ粒子 ,  炭酸塩岩 ,  *採油
準シソーラス用語： ナノ流体 ,  *濡れ性

分類 (1件)： 採収法  (UA10040R)

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノ流体 ,  炭酸塩岩貯留層 ,  濡れ性