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J-GLOBAL ID：201502207647088078   整理番号：15A0792893

滑り事象中の二者択一の履物における踵接触ダイナミクス

Heel contact dynamics in alternative footwear during slip events

著者 (3件)： CHANDER Harish (Mississippi State Univ., Dep. of Kinesiology, Mississippi State, MS 39762, USA) ,  GARNER John C. (Univ. of Mississippi, Dep. of Health, Exercise Sci. and Recreation Management, MS 38677, USA) ,  WADE Chip (Auburn Univ., Dep. of Industrial and Systems Engineering, Auburn, AL 36849, USA)
資料名： International Journal of Industrial Ergonomics  (International Journal of Industrial Ergonomics)
巻： 48  ページ： 158-166  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： T0452A  ISSN： 0169-8141  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 緒言:滑り,躓きおよび誘起されたバランスロスは,転落を含む仕事場損傷の主要な原因である。さらに,仕事場の中や周りでクロックスサンダルやフリップフロップサンダルのような二者択一履物が使われ,特に滑りやすい病院でクロックスサンダルが使われている。本研究の目的は,二者択一の履物[クロックスサンダル(CC),フリップフロップサンダル(FF)]および工業標準の滑り防止靴(LT)の滑り事象中の踵ダイナミクスに対する影響を分析することである。方法:各履物条件に対して繰返し測定設計に従う18人の健康な男性参加者を正常な乾燥表面歩行(NG)中の踵運動分析試験を行った。即ち,予期しない滑り(US),警告滑り(AS)および予期した滑り(ES)について試験した。3×4繰返し測定ANOVAを使って独立した滑りパラメータ(踵滑り距離HSDと平均踵滑り速度MHSV)をp=0.05で分析した。結果:HSDとMHSDに対して履物と歩行試験の間に大きな相互作用が見られた。即ち,US中のLTと比較してCCとFFで非常に大きい滑りパラメータが見られた。結論:二者択一履物(CCとFF)は大きな滑りを示したが,予期せぬ滑り事象に限られた。滑りやすい床条件の知識と予期により,参加者は踵接触ダイナミクスを運動力学的に変更して滑りパラメータを低下させることができた。LTは非常に低い滑りパラメータを持ち,平常の歩行パターンを全ての滑り試験で維持した。そして,滑りやすい床条件に対処するには選択すべき履物であることを示した。一方,予期せぬ滑り事象と組み合わせた二者択一履物は危険性の在りうる,そして危険な滑りになりやすい。産業界に対する関連性:クロックスサンダルのような二者択一履物が滑りやすい環境である病院で広く使われている。本研究では,これらの二者択一履物は危険な滑りが起こりやすい証拠を示し,既知や未知の滑りやすい条件では滑り防止靴の使用か二者択一履物に抵抗性を改良したものを勧める。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 運動学 ,  *履物 ,  足 ,  *滑り ,  歩行 ,  分散分析 ,  病院 ,  転落 ,  *転倒
準シソーラス用語： ANOVA ,  *サンダル ,  運動力学 ,  踵

分類 (2件)： 産業衛生,産業災害  (GB05000S) ,  装身具と日用品  (ZB02000Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 滑り ,  事象 ,  履物 ,  踵 ,  ダイナミクス