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J-GLOBAL ID:201502207731968822   整理番号:15A0766407

植物における一酸化窒素放出能の変動: 葉のN含量および正味の光合成活性への可能性のあるリンク

Variation of nitric oxide emission potential in plants: a possible link to leaf N content and net photosynthetic activity
著者 (11件):
資料名:
巻:号:ページ: 313-320  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: W2355A  ISSN: 1752-9921  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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葉における一酸化窒素(NO)放出に寄与する因子を明らかにするために,様々な植物のNO放出能を化学ルミネセンスによって調べた。裸子植物の21目と1球果植物目を含む22目および21目の被子植物からなる44科,88種の植物種について,NO放出能,葉の窒素(N)および炭素(C)含量,C:N比,比葉面積(SLA),正味の光合成速度(P<sub>n</sub>),および光合成N利用効率(PNUE)を測定し,それらの相関性を統計学的に調べた。これら植物におけるNO放出能は,0~41.7nmol m<sup>-2</sup> h<sup>-1</sup>という幅広い範囲を示し,最大放出能を示す植物がPodocarpus macrophyllus,および放出能を示さない植物がZanthoxylum nitidumとVernicia montanaだった。NO放出能は,葉のN含量(R<sup>2</sup>=0.31,P<0.001),SLA(R<sup>2</sup>=0.28,P<0.001),P<sub>n</sub>(R<sup>2</sup>=0.24,P<0.001),およびPNUE(R<sup>2</sup>=0.14,P<0.01)と有意な負の相関性を示した。一方,NO放出能は,C:N比(R<sup>2</sup>=0.33,P<0.001)と強い正の相関性を,葉のC含量(R<sup>2</sup>=0.05,P<0.05)と弱い正の相関性を示した。これらの葉の特性に基づいて88種の植物を11のクレードに分類できた。植物のNO放出能は葉のN含量および光合成活性と関連すると結論付けた。
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分類 (1件):
分類
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植物生態学 

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