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J-GLOBAL ID：201502207822845065   整理番号：15A0906088

治療標的としてのSLCトランスポーター:新たな機会

SLC transporters as therapeutic targets: emerging opportunities

著者 (4件)： LIN Lawrence (Univ. California San Francisco, California, USA) ,  YEE Sook Wah (Univ. California San Francisco, California, USA) ,  GIACOMINI Kathleen M. (Univ. California San Francisco, California, USA) ,  KIM Richard B. (Univ. Western Ontario, Ontario, CAN)
資料名： Nature Reviews. Drug Discovery  (Nature Reviews. Drug Discovery)
巻： 14  号： 8  ページ： 543-560  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： W1376A  ISSN： 1474-1776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶質輸送体(SLC)トランスポーターは,生体膜を介したさまざまな基質の輸送を促進する300種以上の膜結合タンパク質のファミリーで,細胞による栄養の取り込みから薬物とその他の生体異物の吸収に至る生理過程で重要な役割を果たしている。いくつかのクラスの市販薬が,神経伝達物質トランスポーターなど,よく知られたSLCトランスポーターを標的としている。また,最近になって特徴が明らかになったSLCトランスポーターが希少疾患と一般的な疾患において果たしている役割に関する有力な証拠が人類遺伝学研究によってもたらされており,新しい治療法の開発機会が数多く存在していることが示されている。本総説では,ヒトの疾患におけるSLCトランスポーターの役割に関する知識を要約し,そのようなトランスポーターを標的とする方法を説明し,SLCトランスポーターを調節する現行の医薬品と治験薬だけでなく,有望な薬物標的を明らかにする。Copyright Nature Publishing Group 2015

シソーラス用語： *膜タンパク質 ,  *選択的セロトニン再取込み阻害薬 ,  *セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬 ,  *神経系作用薬 ,  *血糖降下薬 ,  *痛風治療薬 ,  *抗精神病薬 ,  抗コレステロール薬 ,  *消化器作用薬 ,  プローブ ,  利尿薬 ,  *抗腫瘍薬 ,  薬物療法 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン ,  スルホン酸 ,  芳香族カルボン酸 ,  アゾ化合物 ,  スルホンアミド ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸 ,  芳香族塩素化合物 ,  スルタム ,  ケトン ,  フェノールエーテル ,  有機フッ素化合物 ,  第二アミン ,  アルコール ,  芳香族ケトン ,  脂環式アルコール ,  アミノアルコール ,  SGLT2阻害薬 ,  小胞モノアミントランスポーター2 ,  *向精神薬 ,  *抗うつ薬 ,  *中枢神経系作用薬 ,  動脈硬化症薬
準シソーラス用語： PETプローブ ,  SGLT1阻害薬 ,  *SLC6ファミリー ,  *SLCトランスポーター ,  VMAT2 ,  *アミノ酸トランスポーター阻害薬 ,  エロビキシバット ,  *グリシントランスポーター阻害薬 ,  *グルコーストランスポーター阻害薬 ,  *シスチン/グルタミン酸交換トランスポーター阻害薬 ,  ソタグリフロジン ,  *モノアミン再取り込み阻害薬 ,  *モノカルボン酸トランスポーター1阻害薬 ,  レシヌラド ,  レモグリフロジン ,  *小胞モノアミントランスポーター2阻害薬 ,  *胆汁酸トランスポーター阻害薬 ,  *尿酸トランスポーター阻害薬

分類 (7件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  向精神薬の臨床への応用  (GW03110J) ,  糖質代謝作用薬の臨床への応用  (GW13030B) ,  その他の代謝作用薬の臨床への応用  (GW13070T) ,  脂質代謝作用薬の臨床への応用  (GW13050X) ,  消化器作用薬の臨床への応用  (GW09020B) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (14件)： エルツグリフロジン ,  エンパグリフロジン ,  ダパグリフロジン ,  トホグリフロジン ,  ビトペルチン ,  イプラグリフロジン ,  イミプラミン ,  カナグリフロジン ,  スルファサラジン ,  チアジド ,  テトラベナジン ,  フルオキセチン ,  ロベリン ,  ベンラファキシン

タイトルに関連する用語 (4件)： 治療標的 ,  SLC ,  トランスポーター ,  機会