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J-GLOBAL ID：201502207929632209   整理番号：15A0157140

防除体系の異なる4リンゴ圃場におけるナシヒメシンクイのフェロモントラップ誘殺消長と果実被害

Pheromone Trap Monitoring and Fruit Damage Caused by Grapholita molesta in Apple Orchards under Four Different Control Programs

著者 (5件)： 新井朋徳 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  高梨祐明 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ) ,  高梨祐明 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  井原史雄 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  柳沼勝彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研)
資料名： 北日本病害虫研究会報  (Annual Report of the Society of Plant Protection of North Japan)
号： 65  ページ： 177-181  発行年： 2014年12月19日 
JST資料番号： F0809A  ISSN： 0368-623X  CODEN： KNBKAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岩手県盛岡市の4か所の防除体系の異なるリンゴ栽培圃場において,ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)のフェロモントラップ誘殺消長を調べた。本試験では,慣行防除,殺虫剤無散布,交信撹乱剤コンフューザーAA設置+補完防除および交信撹乱剤+殺虫剤無散布圃場において調査した。その結果,誘殺ピークは越冬世代成虫が5月,第1世代成虫が7月,第2世代成虫が8月であった。有効積算温度による次世代成虫発生盛期の推測は第3世代成虫発生の可能性を示唆したが,その量は少ないと考えた。殺虫剤無散布でも交信撹乱剤設置圃場では果実被害が発生しなかったことから,殺虫剤を使用できない場合でも交信撹乱剤により本害虫による被害を抑制できると考えた。

シソーラス用語： *リンゴ ,  害虫 ,  *発生予察 ,  農薬 ,  性フェロモン ,  トラップ【生物】 ,  行為 ,  経時変化 ,  発生生態 ,  世代交代 ,  ライフサイクル ,  成虫 ,  羽化 ,  積算温度 ,  虫害 ,  果実【器官】 ,  岩手県 ,  果樹 ,  *Grapholita molesta ,  フェロモントラップ ,  *ヒメハマキガ亜科 ,  *ガ ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： *ヒメハマキガ科 ,  コンフューザーAA ,  *ナシヒメシンクイ ,  交信撹乱剤【農薬】 ,  誘殺【行為】 ,  誘殺消長

分類 (4件)： 果樹  (FC03042G) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (8件)：

• 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦・望月文昭 (2010) リンゴ園におけるトビハマキの誘殺消長と果実加害時期. 北日本病虫研報. 61 : 225-231.
• 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦 (2012) 複合交信撹乱剤設置リンゴ園におけるチョウ目害虫の果実加害時期と防除適期 北日本病虫研報. 63 : 193-198.
• 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦 (2012) 岩手県盛岡市の交信撹乱剤設置リンゴ園におけるモモシンクイガの被害と補完防除の効果. 北日本病虫研報. 63 : 199-204.
• 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦 (2014) 複合交信撹乱剤コンフユーザー AA 設置圃場におけるキンモンホソガのフェロモントラップ誘殺消長と被害. 北日本病虫研報. 64 : 投稿中.
• 成田 弘・大隅専一 (1985) モモシンクイガふ化幼虫に対するピレスロイド系殺虫剤の残効. 北日本病虫研報. 36 : 94-96.

タイトルに関連する用語 (8件)： 防除体系 ,  リンゴ ,  圃場 ,  ナシヒメシンクイ ,  フェロモントラップ ,  誘殺 ,  果実 ,  被害