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J-GLOBAL ID：201502208263092391   整理番号：15A0602446

光合成反応センターにおける一次電荷分離のあとのコファクターの幾何学と電子カップリングに関する時間分解電子常磁性共鳴による研究

Time-Resolved Electron Paramagnetic Resonance Study on Cofactor Geometries and Electronic Couplings after Primary Charge Separations in the Photosynthetic Reaction Center

著者 (3件)： KOBORI Yasuhiro (Kobe Univ., Rokkodaicho Nada-ku Kobe, JPN) ,  PONOMARENKO Nina (Univ. Chicago, Illinois, USA) ,  NORRIS James R., Jr. (Univ. Chicago, Illinois, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 15  ページ： 8078-8088  発行年： 2015年04月16日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光合成反応センター(PRC)はバクテリオクロロフィル分子(P_M,P_L)の特別のペア(P)から一連のアクセプターに対して,光誘起電子移動(ET)を行う膜たんぱく質の総体である。本研究は,PRC中の一次電荷分離(CS)状態の分子の幾何学的配置と,電子カップリングを行った後の3重項状態(³P^*)を時間分解電子常磁性共鳴(TREPR)で実験的にキャラクタリゼーションしたものである。PRCの幾何学的配置はCSプロセスの間,事実上変化しなかった。一重項カップリングのV_CR,S値は三重項のそれよりかかなり大きく,原因はCT性¹(P_L^+・P_M^-・)^*によるものと解釈した。このCT性は¹P^*-B_A相互作用を強化する(B=バクテリオクロロフィル)。この密接なP_M-B_A相互作用は初期の電荷分離プロセスを推進する。

シソーラス用語： *光合成 ,  *電荷分離 ,  *補因子 ,  *スペクトル ,  *スペクトロスコピー ,  バクテリオクロロフィル ,  電子移動 ,  三重項 ,  バクテリオクロロフィルA ,  光誘起電子移動 ,  *電子スピン共鳴分光法
準シソーラス用語： 三重項状態 ,  *時間分解スペクトル ,  *電子常磁性共鳴分光法

分類 (2件)： 光合成  (EB10020I) ,  有機化合物のEPR  (BM07024U)

タイトルに関連する用語 (10件)： 光合成 ,  センター ,  電荷分離 ,  コファクター ,  幾何学 ,  電子 ,  カップリング ,  分解 ,  電子常磁性共鳴 ,  研究