抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では東北大学の学士課程において筆者が実践している天文学と科学コミュニケーションのProject-Based Learning(PBL)型講義をアクティブラーニングの成功例として紹介する。二つの講義に共通していることは,答えのないテーマに対して,学生がチームを組んで主体的に取り組み,2度の社会的なアウトプットを経験するところである。つまり,PBL科目成功の秘訣は,学生が「選択」できることと,「責任」を追う仕組みを講義に取り入れることである。また,筆者の民間企業で経験した教育手法に基づいて,学習の目標設定と振り返りも取り入れており,アクティブラーニングに深みをもたせている。PBLに基づく授業手法の教育効果として,科目本来の教養を深めるだけにとどまらず,一人の市民として人間的に成長するために必要なジェネリックスキルの育成にも効果が見られた。(著者抄録)