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J-GLOBAL ID：201502208281451642   整理番号：15A0947081

北海道における有機栽培ばれいしょの安定生産技術 2.有機質肥料の施肥方法

著者 (4件)： 田村元 (道総研 十勝農試) ,  中津智史 (道総研 北見農試) ,  竹内晴信 (道総研 中央農試) ,  加藤淳 (道総研 中央農試)
資料名： 北農
巻： 82  号： 3  ページ： 274-278  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： F0679A  ISSN： 0018-3490  CODEN： HOKUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ばれいしょの有機栽培における有機質肥料の種類および施用量が生育・収量等に及ぼす影響を検討した。市販の有機質肥料を使用した場合,菜種粕主体肥料の方が魚粕主体肥料より収量が高かった。これは有機質肥料の窒素無機化速度の違いに由来すると考えられ,熟期が遅い品種で,かつ疫病の被害が無い場合にはこれらの資材による収量に差はみられなかった。しかし,ばれいしょの安定生産の点から,窒素無機化速度がより速い資材の方が望ましい。有機栽培条件下では,窒素を施肥標準量より増肥しても増収効果は小さいが,施肥標準量より減肥した場合は明らかに減収する。したがって,ばれいしょの有機栽培における窒素の施肥は,施肥標準に準ずることが妥当である。(著者抄録)

シソーラス用語： 北海道 ,  *有機農法 ,  *ジャガイモ ,  *有機質肥料 ,  *施肥 ,  油粕 ,  無機化 ,  *栽培管理
準シソーラス用語： 栽培技術 ,  菜種粕 ,  窒素無機化 ,  馬鈴薯

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  いも類  (FC03036L)

引用文献 (6件)：

• 北海道農政部(2003):露地野菜に対する有機質肥料重点の窒素施肥指針,平成15年普及奨励ならびに指導参考事項,249-250.
• 北海道農政部(2010):北海道施肥ガイド2010.
• 北海道農政部(2011):有機栽培露地野菜畑の土壌診断に基づく窒素施肥基準,平成23年普及奨励ならびに指導参考事項,132-134.
• 北海道農政部(2012):平成24年度有機農業に関する生産者アンケート調査.
• 北海道立総合研究機構農業研究本部(2012):土壌・作物栄養診断のための分析法2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： 北海道 ,  有機栽培 ,  ばれいしょ ,  安定生産技術 ,  有機質肥料 ,  施肥方法