抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ペットボトルのリサイクルを行う再生加工事業者は,入札による廃ペットボトルの調達量が不安定であるといった課題を抱えている.これに対し,RVM (Reverse Vending Machine) を活用した廃ペットボトルの回収事例が多く見受けられる.RVMにて回収された廃ペットボトルは再生加工事業者が直接回収とリサイクルを行うため,入札による調達と比較して安定した調達が可能となり,再生加工事業者の利益向上に繋がると考えられる.そこで本研究では,ペットボトル再生加工業におけるRVM導入効果測定モデルを構築した.具体的には,再生加工事業者が直面する3つの不確実性を考慮し,再生加工事業者の意思決定モデルを構築した.さらにRVMを用いない場合と用いる場合の差からRVMの導入効果を導出した.その結果,入札による調達の不確実性が高い場合には非常に高い導入効果があることが分かり,RVMによって回収された廃ペットボトルの調達方法導入において,高い効果をもたらす調達戦略を示した.(著者抄録)