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J-GLOBAL ID:201502208425720295   整理番号:15A1005967

林道における横断溝間隔の実態と既往の目安との比較

Comparison between actual cross drain spacing on forest roads and an existing guideline.
著者 (5件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 103-110  発行年: 2015年07月31日 
JST資料番号: L3308A  ISSN: 1342-3134  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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林道における横断溝間隔の実態を調査し,既往の目安と比較した。184排水区間のうち90%は少なくとも片端が開設後に追加された簡易な横断溝であり,横断溝間隔は維持管理の中で調整されてきたと考えられる。排水区間の長さの度数分布は対数正規分布に適合しており,数の上では全体の14%にすぎない100m以上の排水区間が総延長の37%を占める一方,50m未満の排水区間は総延長の25%を占めるにすぎなかった。簡易横断溝は路線全体に万遍なく追加されたのではなく,侵食状況等を考慮して選択的に追加されてきたと推察される。目安と実際の排水区間の長さとの差の平均は+19m(SD=57m),最頻値は+25mであり,目安よりも長い排水区間が多かった。目安は比較的軽度の侵食まで防止することを目標とするが実際の林道では車両の通行に支障をきたす激しい侵食を防止することを目標に横断溝が配置されていると考えられる。一方,緩勾配の区間や集水域の奥行が深い区間などで目安よりも短い間隔で横断溝が配置される場合もあり,実際の排水区間の長さは目安に対して数十mのオーダーでばらついていた。縦断勾配が同じでも,必要な横断溝間隔は場所によって数十mのオーダーでばらつくことが示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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産業経済  ,  林業一般  ,  道路計画・調査,道路の構造 
引用文献 (27件):
  • CROKE, J., HAIRSINE, P. and FOGARTY, P. (1999) Runoff generation and re-distribution in logged eucalyptus forests, south-eastern Australia. J. Hydrol. 216: 56-77.
  • 伏見知道(1980)林道路面の保全と横断排水溝の配置間隔について 瀬戸内マサ土地域の例. 愛媛大演習林報17:9~14.
  • 伏見知道(1982)瀬戸内花崗岩風化土地域における土質道の侵食と保全.昭和54年度-昭和56年度文部科学研究費研究成果報告書「林道建設が自然植生,景観,土砂生産量に及ぼす影響とその対策に関する研究」(代表:佐々木功,課題番号:436011):65~74.
  • 林博道・宮崎敏孝(1984)林道路面水の排水工法に関する実験的研究(V) -新設林道の路面侵食量について-. 日林中部支部講32:289~292.
  • 市原恒一・福田章史(1982)横断排水溝の適正間隔について(II) -土質と侵食の関係-. 日林論92:547~548.
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